どうも、ハンドメイド大好きムラサキコです。
みなさんはレジン制作を行っている中で、「オリジナルのレジン用シリコンモールドが作れたらいいのに」と思ったことはありませんか?型取り剤の定番の材料として粘土がありますが、硬くて光を通さないためレジン作品には不向きです。「何かいい方法はないかな~」といろいろとリサーチしていたところ、ぴったりの商品を発見!
その名も「パジコ クリアシリコーン型取り剤」!レジン初心者でも簡単に、オリジナルの透明なシリコーンモールドが作れる優れものです。
というわけで今回は、パジコのクリアシリコーン型取り剤の使い方を解説します。シリコン素材のレジン型の作り方を写真付きでくわしく紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。

ムラサキコは自作した耳マネキンの型を取りましたが、とてもキレイなシリコンモールドが完成しました。「レジン制作で作りたい形があるけれど既製品ではイメージどおりのものが見つからない」という人は、要チェックですよ!
この記事の内容は、Youtubeでも紹介しています。くわしいパジコのクリアシリコーン型取り剤の使い方が知りたい人は、ぜひ↓の動画をチェックしてくださいね!
パジコのクリアシリコーン型取り剤でレジン用シリコンモールドを手作りするのに必要な材料・道具

パジコのクリアシリコーン型取り剤で、オリジナルのレジン用シリコンモールド手作りするのに必要な材料・道具は以下のとおりです。
- パジコ クリアシリコーン型取り剤
- パジコ シリコーン用型取りボックス
- 型を取りたいもの
- スケール
- カットした牛乳パック
- カッター
パジコ クリアシリコーン型取り剤

パジコのクリアシリコーン型取り剤を用意します。チューブ型の型取り剤で、高精度で高強度なシリコンモールドが簡単に作れるのが魅力です。ハンドメイド系のネットショップや、実店舗で購入できますよ。
パジコ シリコーン用型取りボックス

パジコのクリアシリコーン型取り剤は、専用のシリコーン用型取りボックスが販売されています。牛乳パックなどでも代用できますが、使いやすいので本家の商品を用意するのがおすすめです。
型を取りたいもの

今回ムラサキコが型を取ったのは、石粉粘土(レジンコーティング)で自作したディスプレイ用の耳マネキンです。ソフトタイプのレジン液を使って同じ形状のやわらかい耳マネキンを作りたかったので、今回型を取りました。小さすぎるものやディティールが細かすぎるものは、正確な型が取れない可能性があるので注意しましょう。
スケール

スケールは、型取り剤のA剤とB剤の量を量るのに使用します。パジコのクリアシリコーン型取り剤は、2つの材料の化学反応によって固まる商品です。2つの材料を正確に1:1に計量しないと、硬化不良を起こす可能性があります。できるだけ精密に計算できるスケールを用意しましょう。
カットした牛乳パック

カットした牛乳パックは、型取り剤を混ぜるのに使用します。小さな作品の型取りなら紙コップなどでも十分ですが、今回の耳マネキンのように比較的大きな作品の型を取るなら、牛乳パックくらいの大きさが混ぜるのにちょうどいいですよ。
カッター

今回の耳マネキンのレジン型は、形状的に内側にえぐれるような形に仕上げたかったので、型から作品を外すときにカッターで内側に丸く切れ目を入れました。ただし、この取り出し方をすると作品に傷がついてしまう可能性があります。作品の取り出しにカッターを使うかどうかは、自己責任で判断してください。
レジン用シリコンモールドを手作り!パジコのクリアシリコーン型取り剤の使い方

ここでは、パジコのクリアシリコーン型取り剤の使い方を写真付きでくわしく解説します。レジン用シリコンモールドを手作りする流れを紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
①型取りボックスを組み立てる

まずは、型取りボックスを組み立てましょう。

まずはラインに反って紙に折り目を付けます。
小中大の3サイズが選べますが、今回は中サイズにしました。型を取るものよりも、一回り大きいサイズに組み立てるのがポイントです。

ムラサキコの口コミ:
パジコの専用型取りボックスには折り目のラインが入っているので、組み立てがとても簡単でした。

サイドに付属の両面テープを貼って、紙を接着します。

こんな風にラインに沿って両面テープを貼り付けて

四隅を接着します。

こんな感じ。これで型取りボックスは完成です。

組み立てたボックスの中に、型を取りたいものを配置します。
今回型を取る耳マネキンは裏の磁石が出っ張っていたので、ボックスの中で安定させるために防振粘着マットを貼り付けました。

こんな感じで、できるだけボックスの中央に配置します。
②A剤とB剤をスケールで量ってしっかり混ぜる

A剤とB剤の量をスケールで量ります。2つの材料の比率は1:1です。硬化不良が起きる可能性があるので、できるだけ正確に量りましょう。

ちなみに今回の耳マネキンは、最終的に45gずつ計90g使用しました。

付属のヘラを使って、A剤とB剤をしっかり混ぜ合わせます。

硬化が始まるのは約30分後です。できるだけ手早くかき混ぜましょう。

こんな感じ。
③混ぜた材料を型取りボックスに流し入れる

混ぜた材料を型取りボックスにゆっくり流し入れます。

デザインが細かい部分は隙間まで液が行きわたるように、ヘラでなぞりながら流し入れるのがポイント。

つまようじを使って、縁をなぞるのもおすすめです。

こんな感じ。泡が入っているのは、気にしなくてOKです。
約24時間自然硬化します。
④シリコンモールドから型を取ったものを取り外す

約2日経過しました。しっかり固まったようです。

型取りボックスからシリコンモールドを外します。

こんな感じ。ベタつきもなくしっかり固まりました。

表側の溝にも、しっかり材料が行き届いているようです。

カッターで、シリコンを丸く切り取ります。中のものを傷つける可能性が高いので、カッターを使うかどうかは自己責任で判断しましょう。

こんな感じ。

シリコンが裂けないよう、丁寧に中身を取り出します。

中身を取り出しました。

表面の細かい凸凹も、しっかり型が取れています。

というわけで、パジコのクリアシリコーン型取り剤を使った、オリジナルのレジン用シリコンモールドの完成です!
パジコのクリアシリコーン型取り剤で手作りしたレジン用シリコンモールドを使ってみた

せっかくなので、自作したシリコンモールドを使ってみた様子も紹介します。
通常のレジン制作と同じように、着色したレジン液を手作りしたシリコンモールドに流し入れます。

こんな感じ。

UV-LEDライトで、裏表をしっかり硬化。

固まりました。

シリコンモールドから固めたレジンを外します。

めちゃくちゃキレイに仕上がりました。

原形とほぼ同じ形。
大成功です!
パジコのクリアシリコーン型取り剤を使って、オリジナルのレジン用シリコンモールドを手作りしよう!

今回は、パジコのクリアシリコーン型取り剤を使ったオリジナルのレジン用シリコンモールドの作り方を紹介しました。パジコのクリアシリコーン型取り剤を使えば、初心者でも簡単にレジン用シリコンモールドが手作りできます。「レジン制作で作りたい形があるけれど既製品ではイメージどおりのものが見つからない」という人は、この記事を参考に自分ならではのシリコンモールドを手作りしてみてくださいね。

この記事の内容は、Youtubeでも紹介しています。くわしいパジコのクリアシリコーン型取り剤の使い方が知りたい人は、ぜひ↓の動画をチェックしてくださいね!