どうも、ハンドメイド大好きムラサキコです。
みなさんは、お店でもらった紙袋をどうしていますか?スターバックスやカルディなど、最近のショップ・ブランドの紙袋はおしゃれでかわいいものが多いですよね。
「おしゃれな紙袋をもらったけど何かに使えないかな?」
「たまった紙袋をどうにかしたい」
「紙袋をリメイクして使いたい」
そう思っている人も多いのではないでしょうか?
実は、紙袋はラミネート加工をしてリメイクすれば実用的でかわいいポーチに変身させられるんです。旅先でもらった紙袋やパッケージを使えば、思い出を形に残すこともできます。
というわけで今回は、紙袋をラミネート加工してリメイクする「紙袋リメイクポーチ」の作り方を紹介します。
紙袋にハンコを押したり絵を描いたりすれば、オリジナルポーチを作るのも可能!自分ならではのポーチが欲しい人は、ぜひ参考にしてくださいね。
作り方を紹介するのは、スタバの紙袋を使ったリメイクポーチ
今回作り方を紹介する紙袋リメイクポーチには、スタバの紙袋を使用しました。春先にもらったギフトが入っていた紙袋で、桜のデザインが超かわいい!紙袋のまま保管するのはもったいないと思い、ポーチにリメイクしました。
防水とは言えませんが、ラミネート加工するから水にも強い♪
紙袋リメイクポーチに必要な材料・道具
家にあるものを活用しましょう。
①紙袋
ショップ・ブランドなど、好きなデザインの紙袋を1つ用意します。大きさは自由ですが小さすぎると裏返しにくいので、適度なサイズを選びましょう。
旅先でもらったお土産袋やお菓子の包み紙をリメイクして、思い出に残すのもおすすめ。無地の紙袋にハンコを押したり絵を描いたりすれば、オリジナルのポーチも作れますよ。
②ファスナー
作りたいポーチの大きさに合うサイズのファスナーを用意します。長さは、紙袋の横幅より短ければOK。ファスナーの色は紙袋の色味と合わせるのがおすすめですが、逆に紙袋の色味と反対の補色を選んでもおしゃれですよ。
写真のファスナーは、100均の商品です。
③ラミネートフィルム
紙袋のラミネート加工に使用するラミネートフィルムは、A3以上の大きさを用意しましょう。薄さは、75ミクロン以下のできるだけ薄いものがおすすめ。扱いにくい上に破れやすくなるので、厚いラミネートフィルムを使うのは避けましょう。
75ミクロン以下のラミネートフィルムは近所のお店では売られていない可能性も。
楽天・Amazonなどインターネットでの購入をおすすめします。
④ミシン糸
紙袋やファスナーの色に合わせた色のミシン糸を用意します。特にこだわりがなければ、目立ちにくいベージュを選ぶのがおすすめです。
⑤クッキングシート
クッキングシートは、ラミネート加工時のアイロンがけに使用します。市販のもので問題ありませんが、できるだけ大きいサイズを選んだほうがアイロンがけしやすいですよ。
紙袋とラミネートフィルムを上下で挟んでアイロンがけするので、それなりの大きさクッキングシートが2枚必要。クッキングシートの残量が少ない人は、買い足しておきましょう。
⑥アイロンとアイロン台
アイロンとアイロン台は、紙袋をラミネート加工するのに使用します。普通の家庭用のアイロンでOKです。
⑦ミシン
紙袋リメイクポーチは、布のようにミシンで縫って作ります。家庭用の普通のミシンで問題ありません。
⑧クリップ
クリップは、ポーチをミシンで縫うときに紙袋やファスナーを固定するのに使用します。まち針は、紙袋に穴をあけてしまうので使用できません。手芸用でも事務用でもOKなので、必ずクリップを用意しましょう。
写真は、100均で購入した手芸用クリップです。
⑨ハサミ・セロハンテープ
ハサミは、紙袋や糸をカットするのに使います。セロハンテープは、ポーチのミシンの縫い目を補強するのに使用。どちらも家庭にあるものでOKです。
紙袋リメイクポーチの作り方
紙袋リメイクポーチの作り方を、写真付きでくわしく解説します。失敗しやすいポイントもお伝えするので、参考にしてくださいね。
ラミネート加工方法や作り方の手順さえ理解すれば、ハンドメイド初心者でも簡単にポーチが作れますよ。
Youtubeでも紙袋リメイクポーチの作り方動画を公開しています。動画でわかりやすく学びたい人は、ぜひチェックしてくださいね♪
①紙袋をカットする
まずは、紙袋を写真のようにハサミで切り開きます。
底は一度真っ二つに切って
破れないように手で丁寧に開いていきます。
紙袋を裏返して、持ち手の部分ギリギリを折って線を付けます。
紙袋の底もキレイに使えるギリギリのところを折って線を付けましょう。
折った線に沿って、紙袋をカット。
紙袋のカットが終わりました。
②紙袋にラミネート加工を施す
裁断した紙袋に、ラミネート加工を施します。
ラミネートフィルムのくっついている部分をカットして2枚にわけます。
こんな感じ。
紙袋の大きさにあわせてラミネート用紙をカットします。
紙袋の大きさよりラミネートフィルムが大きすぎると、アイロンがけのときにベタついてしまいます。
できるだけ紙袋ピッタリの大きさに、フィルムをカットしましょう。
カット完了。
厚みが出ると扱いづらい上に破れやすくなるため、ラミネート加工は紙袋の表側だけに施します。
カットした紙袋1枚に対し、1枚のフィルムを用意しましょう。(だから今回は2枚)
アイロンを中~高温に設定します。
アイロン台の上に紙袋よりも大きいサイズのクッキングシートを敷き、紙袋とラミネートフィルムをのせます。
上にクッキングシートをかぶせてアイロンをかけ、ラミネーフィルムを紙袋に接着します。
紙袋とフィルムの間に空気が残らないよう、しっかりアイロンを押さえるのがポイント。
あまり手早く動かさず、端から一方向にゆっくりアイロンをかけましょう。
紙袋を裏返して、裏からもアイロンをかけます。スタバの紙袋は、内側もかわいいですね♪
紙袋のラミネート加工完了。
くるっとまるまっています。
③ラミネート加工した紙袋をくしゃくしゃにする
ラミネート加工を終えた紙袋を、くしゃくしゃにします。
素材がある程度やわらかくないと、ミシンをかけたときに破れやすく、ひっくり返すときも作業しづらいためです。
「紙袋をくしゃくしゃにする→開く→手でシワをのばす」を繰り返します。
くしゃくしゃ完了。
今回は気合を入れすぎたせいで、シワシワにしすぎました……。
念入りにくしゃくしゃにすると味が出ますが、もう少しひかえめでも大丈夫です笑。
④ミシンで紙袋を縫う
ここからは、ミシンで紙袋を縫っていきます。ただし、紙袋をミシンで縫うときは、以下の3つのポイントに注意してください。
注意点①
ミシンの「縫い目長さ調節ダイヤル」は粗めを選択!
細かい目で縫うと切り取り線のようになり、紙袋が破れやすくなります。縫い目の幅は、できるだけ広く設定しましょう。
注意点②
縫う速度はとにかくゆっくり!
紙袋は、布と違って滑りやすい素材です。ゆっくりの速度で素材のズレを調節しながら、慎重に縫い進めましょう。
注意点③
クリップだけに頼らず手で素材をしっかり押さえる!
前述したように、紙袋は滑りやすい素材です。クリップで固定しただけでは、縫っているうちにズレてしまう可能性があります。ミシンで縫うときは、素材を手でしっかり押さえるよう意識しましょう。
ファスナーを紙袋に縫い付けます。
ファスナーと紙袋を中表にし、クリップで固定します。
ファスナーと紙袋がズレないよう、慎重にミシンをかけましょう。
縫い終わりは、ファスナーの金具の厚みのせいで特にズレやすい部分です。
途中でファスナーを開くと、最後まで縫いやすくなりますよ。
ファスナーの片側を縫い終えました。
反対側も中表にして、同じようにファスナーを縫い付けます。
反対側を縫い付けるときはさらにズレやすいので、とにかく慎重に。
ファスナーの縫い付け完了。
ファスナーと紙袋の縫い目部分を開いて折り目を付け、形を整えます。
このひと手間を加えるだけで、形がキレイなポーチに仕上がりますよ。
ポーチのサイドを縫います。
ファスナーの端より少し内側に折り目を付け、縫うときのガイドにしましょう。
紙素材は、チャコペンいらずなのでラクちんです。
折り目がつきました。
同様に反対側も折って線を付けます。
折った線に沿って紙袋を縫います。
ポーチの両サイドを縫い終わりました。
縫い目から1~1.5cmくらいを残して、余分な紙をカットします。
カット完了。
あとでポーチを裏返すので、底を縫う前に必ずファスナーを開いておきましょう。
ポーチの底も縫い、同じように余分な部分をカットします。
青い線で示した4つの角も少しカットしましょう。
縫い目を開き、セロテープで補強します。
セロテープを貼れば、破れにくいポーチに仕上がります。
3辺すべてにテープを貼り終えました。
ポーチのマチを作っていきます。マチの大きさは自由です。
今回は、端から2.5cmのところに折り目を付けました。
こんな感じ。
反対側にも、折り目を付けましょう。
線に沿ってミシンをかけます。
縫い終わりました。
5~7mm程度残し、余分な部分をカットします。
カットした部分をテープで補強しましょう。
⑤ポーチを表に返す
最後に、ポーチを表に返します。
紙袋は硬い素材なので、ひっくり返すのは結構力技です。
でも、破れないように気を付けながら丁寧に表に返しましょう。
縫い目や底のマチの部分をキレイに整えたら……
⑥紙袋リメイクポーチの完成!
表に返し終えたら、紙袋リメイクポーチの完成です♪
まとめ:紙袋リメイクポーチは初心者でも簡単に作れる!ラミネート加工を楽しもう
今回は、紙袋リメイクポーチの作り方をくわしく解説しました。ラミネート加工の方法や作り方の手順を理解すれば、ハンドメイド初心者でも簡単に紙袋で小物入れが作れます。
紙袋とファスナーの大きさを変えるだけで、写真のようにいろいろなデザイン・サイズのポーチが完成するのも魅力です。好きなブランドのショッパーや不要な紙袋をリメイクするのはもちろん、旅先でもらった紙袋や記念日にもらった包装紙を利用するのもおすすめ。
ぜひみなさんも、思い出に残る自分ならではの紙袋リメイクポーチ作りに挑戦してみてくださいね。
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