どうも、ハンドメイド大好きムラサキコです。
韓国発のハート型のキーホルダー「ハートシェイカー」。レジン&オイルを使って、中身が揺れ動くかわいいキーホルダーが作れると人気を博しています。好みの写真・パーツを使えば、自分ならではのオリジナリティたっぷりの作品が完成するのも魅力です。
しかし、ハートシェイカーのハンドメイドに興味があっても「ハートシェイカーの作り方は?必要な材料は?」「レジン初心者には難しい?」と、なかなか挑戦できない人もいますよね。
結論からいうと、作り方のコツさえわかればハートシェイカーは初心者でも簡単に作れます。
というわけで今回は、レジン初心者向けにシンプルなオイル入りハートシェイカーの基本的な作り方をくわしく解説!
レジンアートデザイナー&UVレジンデザイナーの資格を持つムラサキコが、ハートシェイカーの作り方を写真付きで細かく説明します。これまでの経験を生かし、失敗しないコツもまとめたので、ハートシェイカー作りを成功させたい人はぜひ参考にしてくださいね♪
ムラサキコのYoutubeチャンネルでも、ハートシェイカーの基本的な作り方をくわしく解説しています。動画でわかりやすく学びたい人は、ぜひ以下のYoutube動画をチェックしてくださいね。
そもそも、ハートシェイカーとは
ハートシェイカーとは、韓国で人気に火がついたハート型のキーホルダーのことです。Tik Tokやインスタグラムでたくさんのハートシェイカーが紹介され、日本でも大流行しています。
レジン素材の枠にビーズ・モチーフ・写真などを入れ、オリジナルのキーホルダーが作れるのがハートシェイカーの魅力。オイルを入れれば、ゆらゆらと中身が動くかわいい作品に仕上がります。推しの色にカラーリングしたり推しの名前をデコったりするなど、推し活グッズに活用する人もいるようです。
ハートシェイカー制作に必要な材料は、100均などで手軽に入手できるのもおすすめポイント。ある程度コツは必要ですが、初心者でもトライしやすいハンドメイド作品です。レジン液やパーツがセットになったハートシェイカーの手作りキットも、Amazon・楽天などの通販で販売されていますよ。
レジン&パーツで自由にアレンジを楽しめるのが、ハートシェイカーの魅力です。
minne&Creemaで名入りハートシェイカーを販売しています。気になる方は、以下のショップページをチェックしてくださいね。
手作りハートシェイカーに必要な材料・道具
今回作り方を紹介するのは、超シンプルなデザインの基本的なオイル入りハートシェイカーです。コツさえつかめば、初心者でも失敗せずに作れます。以下がハートシェイカーに必要な材料・道具の一覧です。
レジン液
レジン液は、ハートシェイカーの枠を作るのに使用します。通販・100均・手芸店などで購入可能です。
今回使用したレジン液は、GreenOceanさんのまさるの涙。高品質でコスパ◎のおすすめレジン液です。
ハートシェイカー1個を作るのに必要なレジン液10~20gなので、作業途中で足りなくならないよう、多めに用意してください。
まさるの涙が気になる人には、以下の記事もおすすめ♪
着色剤
着色剤は、レジン液に色をつけるのに使用します。
今回使ったのは、GreenOceanさんの胡桃。
大人っぽいハートシェイカーに仕上げたい人は、くすみカラーを選ぶのがおすすめですよ。
シェイカーモールド(シリコンモールド)
今回使ったのは、キャンドゥのハート型のシェイカーモールド(シリコンモールド)です。
円・星・蝶・動物などさまざまなモールドが販売されているので、好みに合うものを選びましょう。
シェイカーモールド用フィルム
シェイカーモールド用フィルムは、ハートシェイカーの表面を覆うのに使います。
今回は、100均のフィルムを使用。
OHPフィルムなどでも代用可能です。
封入物
ハートシェイカーの中に入れる封入物を用意します。
今回使用したのは、すべて100均のアイテム。「星」のアイテムで統一しました。
やみくもに選ぶのではなく、テーマを決めて封入物をチョイスするのがおすすめ。まとまりのある作品に仕上がりますよ。
ベビーオイル
枠の内側をオイルで満たすことで、ゆらゆらと中身が動くハートシェイカーが完成します。
注ぎやすいので、プッシュボトルタイプのベビーオイルを選ぶのがおすすめです。
ヒートン
ハートシェイカーの上部に取り付けます。
キーホルダーパーツを取り付けるための金具です。
100均や手芸店で購入できますよ。
キーホルダーパーツ
キーホルダーパーツは、100均や手芸店で購入できます。
ハートシェイカーをキレイに仕上げるなら、ヒートンと色を揃えるのがおすすめです。
UV-LEDライト
レジン液に対応したライト(UVライト・LEDライト・UV/LEDライトなど)を用意しましょう。
ムラサキコが使っているのは、SK本舗さんの「Cure:rity(キュアリティ)」というレジンクラフト特化型のUV-LEDライト。
ペンタイプのライトも用意すれば、ヒートンの接着が簡単ですよ。
SK本舗さんの「Cure:rity(キュアリティ)」を実際に使った感想は、以下の記事でも紹介しています♪
エンボスヒーター
エンボスヒーターは、レジン液を温めて気泡を飛ばすのに使います。
エンボスヒーターがあるだけで、作品がグッとキレイに仕上がります。ムラサキコ的には、初心者ほど用意してほしい道具です。
価格は2,000~3,000円程度で購入できます。
今後レジン作品を作り続ける予定の人は用意するのがおすすめですよ。
調色スティック
写真は、ダイソーのマルチスティックです。
混ぜる・すくう・広げる・整える・泡をつぶすなど、ほとんどの作業がこの商品1つで行えます。
調色パレット
調色パレットは、レジン液を着色するのに使用します。
写真はパジコの調色パレットですが、100均でも購入可能です。
ベビーオイルを注ぐのにも使えますよ。
ハンドドリル
ヒートンをハートシェイカー本体に取り付けるときに、下穴を開けるのに使います。
写真はキャンドゥのハンドドリルです。
100均で購入できますよ。
ヤットコ・ピンセット
ヤットコは、キーホルダーパーツをハートシェイカー本体に取り付けるのに使います。
丸ヤットコでも平ヤットコでもいいので、2挺用意しましょう。
ピンセットは、封入物を入れたりフィルムの位置を調整したりいろいろな作業に使います。
油性ペン
油性ペンはシェイカーモールド用フィルムにカット用の印をつけるのに使います。
ハサミ
ハサミは、シェイカーモールド用フィルムをカットするのに使用します。
レジン初心者には、以下の記事もおすすめです。
ハートシェイカーの作り方
まずは、レジン液を着色します。調色パレットにレジン液を出しましょう。
モールドに入れる量が足りないと、後でレジン液を作り足さなければなりません。
モールドに入る量よりも、気持ち多めのレジン液を用意しましょう。
初心者が失敗しないコツ:
着色したレジン液をあとで作り足すのは超面倒。気持ち多めのレジン液をパレットに出しましょう。
5滴くらい着色剤をたらします。硬化不良が起きやすくなるので、着色剤の入れすぎには注意しましょう。
また、レジンは硬化すると色が濃くなるのでイメージよりも薄めに着色するのがおすすめです。
初心者が失敗しないコツ:
硬化不良予防のために、着色剤は入れすぎないようにしましょう。
硬化後は色が濃くなるので、気持ち薄めに着色するのがおすすめ。
スティックで着色剤とレジン液をしっかり混ぜます。
ムラが残らないよう注意しましょう。
エンボスヒーターでレジン液の気泡を飛ばします。
レジンを注ぐ前に、シリコンモールドのホコリ・ゴミをマスキングテープなどで取り除きましょう。
モールドに慎重にレジン液を流し込みます。
少量のレジン液を流し込んだら、モールドを傾けて全体に行きわたらせます。
角がしっかりしたキレイな枠に仕上げるために、モールドの縁をスティックでなぞりましょう。
レジンは硬化すると少し縮みます。
表面張力でぷっくりするくらい、モールドにレジン液を流しましょう。
初心者が失敗しないコツ:
表面張力でぷっくりするくらいレジン液を注げば、硬化したあとに表面が平らになりやすいですよ。
UV-LEDライトを当ててレジンを硬化します。
使用のレジン液が推奨する硬化時間を目安にしましょう。
モールドを裏返して、さらにライトを当てましょう。
裏側からもライトを当てることで、硬化不良が予防できます。
初心者が失敗しないコツ:
硬化不良予防のために、モールドの裏側からもライトを当てましょう。
硬化完了。
レジンの変形・モールドの劣化を予防するために、少し冷ましてから取り外します。
モールドからレジンを取り出します。
レジンクリーナーを数滴垂らすと、取り外しがスムーズです。
少し気泡が入りましたが、キレイな仕上がりです。
ただ……
モールドに接着していない表面が少し凹んでしまいました。モールドに入れるレジン液の量が少なかったのが原因です。
このままでは、フィルムを貼り付けるときに隙間ができてオイルが漏れやすくなる可能性があります。
レジン液を塗って、表面を平らにしましょう。
初心者が失敗しないコツ:
表面が凹んでしまったら、レジン液を塗って調整!
硬化します。
シェイカーモールド用フィルムをモールドの上に乗せて、油性ペンで形をなぞります。
枠の外側ギリギリのラインをなぞりましょう。
こんな感じ。裏表2枚分のフィルムを用意します。
黒い線の跡が残らないよう注意しながら、線の内側をハサミでカットします。
カットしたフィルムを枠の上に乗せ、モールドからはみ出ないか大きさを確認しましょう。
初心者が失敗しないコツ:
フィルムは大きすぎても小さすぎてもオイル漏れしやすくなります。
枠に乗せたときに外側に少し隙間ができるくらいの大きさに調整しましょう。
商品によっては、両面に保護フィルムが付いているシェイカーモールド用フィルムもあります。
フィルムをカットしたあとに保護フィルムをはがしておけば、あとの作業がスムーズですよ。
フィルムを貼る前に、レジン枠にヒートンを取り付けます。ハートシェイカー本体が完成してからヒートンを取り付けてもOKなのですが……
レジンの削りカスが、シェイカーの中に入るのが個人的に気になります。
よりキレイなハートシェイカーに仕上げたい人は、ヒートンを先に接着するのがおすすめです。
枠上部のハートの凹んだ部分の中央に、ハンドドリルで穴をあけます。
ヒートンはレジンで固定するので、ヒートンのネジ部分の外径と同じくらいか、少し大きめの穴をあけましょう。
こんな感じ。
写真のように、穴をあけると結構レジンの削りカスが出ます。
この削りカスがハートシェイカーの中に入るのが、ちょっと気になるんですよね。
あけた穴にレジン液をスティックで押し込むように入れます。
ヒートンをヤットコでつかんで、穴に押し込みましょう。
ペン型のUV-LEDライトでレジン液を硬化し、ヒートンを固定します。
ペン型のライトがなければ、普通のライトでOKです。
枠の表面にレジン液を塗ります。100均の防振粘着マットを敷けば、枠が動かず作業しやすいですよ。
レジン液の量が多すぎると、フィルムを乗せたときにレジン液がフィルムににじんだり枠の横に垂れたりして見栄えが悪くなります。
反面、レジンの量が少なすぎるとフィルムがしっかり接着しません。
初心者が失敗しないコツ:
丈夫で見栄えが良いハートシェイカーに仕上げるために、多すぎず少なすぎず適度な量のレジン液を塗りましょう。
フィルムをそっとやさしく置きます。
フィルムが枠の中央に来るよう、ピンセットで位置を調整しましょう。
ライトで硬化します。
表面をレジン液でコーティングします。
レジンの量が多いほどぷっくりかわいく仕上がりますが、枠の横に垂れないよう注意しましょう。
初心者が失敗しないコツ:
ボトルの先を軽く押し当てるようにレジンを出せば、気泡が入りづらいですよ。
全体にレジン液を乗せたら、スティックでレジン液を枠ギリギリまで伸ばします。
気泡が入ったときは、スティックの先で「ていっ!ぺいっ!」って感じで、素早く泡をすくい取りましょう。
ライトで硬化します。
レジンに厚みがあるので、途中でひっくり返して裏からも光を照射しましょう。
ツルっとぷっくり仕上がりました。
ハートシェイカー本体を裏返して、枠の中に封入物を入れます。全体のバランスを見ながら、少しずつ封入物を足しましょう。
フィルターで閉じられなくなるので、枠の高さを越えた大きさ・量の封入物は入れないのが大切です。
ハートシェイカーの封入物は完成したら下に溜まるので、この時点での配置はあんまり関係ないです笑。
ハートシェイカーの枠の中にオイルを注ぎます。ハートシェイカー作りは、ここからが本番と言っても過言ではありません。
オイルを手にした瞬間からフィルターでフタを閉じるまでは、とにかく集中しましょう。
初心者が失敗しないコツ:
オイルを入れてからフタを閉じるまでは、とにかく集中!
ハートシェイカーの枠の表面にオイルが付着するのは、絶対にNG!オイル漏れしやすいハートシェイカーに仕上がります。
初心者が失敗しないコツ:
枠の表面にオイルが付かないよう注意!
万が一オイルがこぼれてしまったときは、レジンクリーナーやアルコールでしっかり拭き取りましょう。
ハートシェイカー本体をボトルの先にしっかり近づけて、オイルを5プッシュくらい注ぎましょう。
オイルの量が多いほどゆらゆらと中身が動くのでかわいいですが、オイル漏れのリスクは高くなります。
初めてのハートシェイカー作りで自信がない人は、オイルの量を枠の高さの半分以下にするのがおすすめです。
ボトルから直接注ぐのが不安な人は、オイルを調色パレットに移してから注ぐのも1つの方法です。
前の工程で行ったのと同様に、枠にレジン液を塗ってフィルムを接着します。
表面のコーティングまで前面と同じやり方ですが、オイルがこぼれないよう慎重に作業しましょう。
フィルムを乗せて……
硬化して……
表面をコーティングするためにレジン液をのせて……
スティックで端までのばして……
表裏にライトを当てて……
シェイカーのフタがしっかり閉じました。
枠の側面をレジンでコーティングしてピカピカにします。
プラモデルなどで使用するペインティングクリップがあれば用意しましょう。
なければ、ヤットコで十分です。
ヒートンをクリップで挟んで固定します。
作業中にレジン液が垂れないよう、余分なレジンをブラシからしっかり落としましょう。
また、コーティング用レジンは作業中にフタが閉じられないものがほとんど。作業中にボトルを倒さないよう注意してください。
コーティング用レジンがなければ、普通のレジン液を平筆で塗るのでもOKです。
枠の側面だけを、コーティング用レジンで丁寧に塗ります。
ヒートンの根本もしっかり塗りましょう。
クリップでヒートンを挟んだまま、クルクル回しながらレジンを硬化させます。
UV-LEDライトの光は、直接見ないよう注意しましょう。
ある程度レジン液が固まったら、台に置いてしっかり硬化させます。
キーホルダーパーツを取り付けます。
2つのヤットコでキーホルダーパーツの丸カンをつかみ、少し開きます。
破損・変形の原因になるので、丸カンは必ず前後に開きましょう。
本体のヒートンを丸カンに通して……
丸カンを閉じたら……
基本のハートシェイカーの完成です♪
あとは、自分の好きなパーツをチャームを付けてデコるだけ。
自分だけのオリジナルのハートシェイカーが完成しますよ。
くすみカラーを選んでシンプルなデザインにすれば、大人っぽい雰囲気に。
大人かわいいハートシェイカーは、バッグ・ポーチのアクセントにぴったりです。
レジン初心者でも作り方さえわかれば、簡単にハートシェイカーは作れます。ぜひオリジナルのキーホルダー作りにトライしてみてくださいね。
ハートシェイカーは作り方&コツがわかればレジン初心者でも簡単♪シンプルなデザインから挑戦しよう!
今回は、レジン初心者向けにオイル入りハートシェイカーの基本的な作り方や失敗しないコツをくわしく解説しました。作り方&コツさえ知っていれば、ハートシェイカーはレジン初心者でも簡単に作れます。自分ならではのオリジナルキーホルダーが欲しい人は、ゆらゆらと中身が動くかわいいハートシェイカー作りに挑戦してみてくださいね。
レジン初心者は、シンプルなハートシェイカーを実際に1つ作ってみるのがおすすめ。Youtubeでも、基本のハートシェイカーの作り方をくわしく解説しています。動画でわかりやすく学びたい人は、ぜひ以下のYoutube動画をチェックしてくださいね。
minne&Creemaで名入りハートシェイカーを販売しています。気になる方は、以下のショップページをチェックしてくださいね。
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