近年の在宅時間の増加に伴い、ハンドメイドアクセサリーを制作・販売して稼ぐ人が増えています。趣味を超えてハンドメイド作家として活動する人も多く、女性の副業にも人気です。
しかし、いざハンドメイドアクセサリーの販売を始めようとすると「初心者でも稼げるの?」「おすすめのネットショップはどれ?」と、迷いますよね。
今回は、初心者向けにハンドメイドアクセサリー販売の始め方やおすすめのサイト・アプリを紹介します。
ハンドメイドを副業にしたいと考えている人や、ハンドメイド作家として活動したい人は、ぜひ参考にしてくださいね。
- ハンドメイドアクセサリー販売は副業におすすめ?初心者でも稼ぐのは可能?
- 初心者向けは?ハンドメイドアクセサリーが販売できるサイト・アプリの種類
- 【手軽に副業したい初心者向け】おすすめのハンドメイドアクセサリー販売サイト・アプリ4選
- 【本格的に作家活動を始めたい初心者向け】おすすめのハンドメイドアクセサリー販売サイト・アプリ3選
- 初心者におすすめのハンドメイドアクセサリー販売サイト・アプリ比較一覧表
- 初心者がハンドメイドアクセサリーを販売するサイト・アプリを選ぶ際のポイント
- 初心者がハンドメイドアクセサリーをサイト・アプリで販売するメリット
- 初心者がハンドメイドアクセサリーをサイト・アプリで販売するデメリット
- 初心者がハンドメイドアクセサリーを販売して稼ぐコツ
- ハンドメイドアクセサリー販売の始め方は?初心者向けに段取りを解説
- 登録・出品方法は?ミンネを例に初心者がハンドメイドアクセサリーを販売する流れを紹介
- ハンドメイド販売初心者必見!アクセサリー以外に売れるもの
- サイト・アプリ以外で初心者がハンドメイドアクセサリーを販売する方法
- 初心者がハンドメイドアクセサリーを販売するときの注意点
- ハンドメイドアクセサリー販売を始める初心者は、確定申告・開業届の提出は必要?
- まとめ:ハンドメイドアクセサリー販売は初心者にもおすすめ!サイト・アプリを利用して手軽に始めよう
ハンドメイドアクセサリー販売は副業におすすめ?初心者でも稼ぐのは可能?
「初心者でもハンドメイドアクセサリー販売で稼ぐのは可能?」と、疑問に思っている人も多いですよね。結論を言うと、ハンドメイドアクセサリー販売は絶対に稼げるとは言えません。国内最大級のハンドメイド販売サイトであるminne(ミンネ)が2019年に行った調査※では、ハンドメイド販売で月5万円以上稼いでいる人の割合は全体の14%程度ということがわかりました。
一方で、約70%の人が1~5万円稼いでいるという事実も判明。つまり、全体の約8割以上の人が、金額の差こそあれハンドメイドで稼いでいるということです。中には、月100万円を超える売り上げを達成している人も。
アクセサリーをはじめとしたハンドメイド商品の市場規模は、近年どんどん拡大しています。作品の売り方のコツを掴めば、初心者でも稼げる可能性は大いにありそうです。隙間時間を使って気軽に始められるハンドメイドアクセサリー販売は、おすすめの副業の1つと言えるでしょう。
趣味の延長で自分のペースで楽しみながら副業できるのも、ハンドメイドアクセサリー販売の魅力です。
※参考:「minne byGMOペパボ」調べ|minne byGMOペパボ
初心者向けは?ハンドメイドアクセサリーが販売できるサイト・アプリの種類
ハンドメイドアクセサリーが販売できるサイト・アプリは、「ハンドメイド販売サイト」「フリマアプリ」「ネットショップ作成サービス」の3種類が一般的です。どれも初心者が利用しやすいサービスですが、それぞれ特徴が異なるので理解しておきましょう。
サイト・アプリ | 特徴 | 代表的なサービス | レベル |
ハンドメイド販売サイト | ・ハンドメイド作品が欲しい人が集まるため、商品と購入者がマッチングしやすい ・登録料・出品料などのコストがかからないケースがほとんど ・サービスによって出品商品の特徴・ターゲット層が異なる | minne(ミンネ) creema(クリーマ) iichi(いいち) | 初心者~上級者 |
フリマアプリ | ・利用者が多く、出品のハードルが低い ・匿名配送できるサービスが多い ・購入者から値引き交渉される可能性がある | メルカリ ラクマ | 初心者~中級者 |
ネットショップ作成サービス | ・オリジナルショップで自分だけの作品が販売できる ・サイトデザインの自由度が高く、ブランディングしやすい ・集客力が低いため、自分のショップを見つけてもらう工夫が必要 | BASE(ベイス) STORES(ストアーズ) | 初心者~上級者 |
ハンドメイド販売サイト:手作り品が欲しい人が集まる特化型サービス
ハンドメイド販売サイトは、文字通りハンドメイド作品の販売に特化したサイト・アプリです。登録料・出品料などのコストがかからないケースがほとんどで、初心者でも気軽にハンドメイド作品が販売できます。ハンドメイド作品が欲しい人が集まるサービスなので、商品と購入者がマッチングしやすいのも魅力です。
代表的なハンドメイド販売サイトは、minne(ミンネ)・Creema(クリーマ)・iichi(いいち)など。アクセサリーはもちろん、バッグ・財布・洋服・家具など幅広い手作り品が販売できます。サービスによって出品商品の特徴・ターゲット層が異なるため、自分の作品のテイスト・コンセプトに合うサービスを選ぶのが大切です。
初心者から上級者まで利用者のレベルが幅広いのが、ハンドメイド販売サイトの特徴。迷ったときは、まずハンドメイド販売サイトから始めるのがおすすめです。
フリマアプリ:利用者が多く気軽に出品できる
不用品をフリーマーケット感覚で販売できるフリマアプリは、アクセサリーなどのハンドメイド作品も販売できます。利用者が多く、出品のハードルが低いのが特徴です。ハンドメイド販売サイトで作品を売るのに自信がない初心者は、まずフリマアプリから始めるのも1つの選択肢。匿名配送できるサービスが多いのも、うれしいポイントです。
代表的なフリマアプリは、メルカリ・ラクマなど。気軽に作品が販売できる反面、購入者から値引き交渉される可能性がある点は理解しておきましょう。
フリマアプリは、どちらかといえばハンドメイド販売初心者向けです。普段からフリマアプリを利用している人は、使い慣れたサービスを選ぶのがおすすめです。
ネットショップ作成サービス:サイトデザインの自由度が高いのが魅力
「作家として活動したい」「将来的に副業から本業にシフトチェンジしたい」など本格的にハンドメイドアクセサリーを販売したい人は、ネットショップ作成サービスを利用してオリジナルショップを開設するのもおすすめ。自分だけの商品が販売できる上にサイトデザインの自由度も高いため、ブランディングしやすいのが魅力です。
代表的なサービスは、BASE(ベイス)・STORES(ストアーズ)など。ハンドメイド販売サイト・フリマアプリと比較するとハードルは高めですが、初期費用・月額費用が無料なサービスも多いので初心者でも利用しやすいですよ。
オリジナリティのあるネットショップが作れるのがメリットな反面、ハンドメイド販売サイト・フリマアプリのような集客力はありません。ネットショップ作成サービスを利用する場合は、自分のショップを見つけてもらう工夫が必要です。
【手軽に副業したい初心者向け】おすすめのハンドメイドアクセサリー販売サイト・アプリ4選
ここでは、手軽に副業を始めたい初心者におすすめのハンドメイドアクセサリー販売サイト・アプリ4つを紹介します。
minne(ミンネ)
minne(ミンネ)は国内最大級のハンドメイドマーケットで、92万件以上※1の作家・ブランドが作品を販売しています。趣味レベルからプロレベルまで幅広い作品が出品されており、初めてハンドメイドアクセサリーを販売する初心者でも参加しやすいのが特徴です。初期費用・月額利用料は無料なので、気軽に副業を始めたい人にも向いています。
アプリのDL数は1,280万ダウンロード!利用者が多いので、集客の知識がない初心者でも出品商品を見てもらいやすいですよ。
ムラサキコもminneでハンドメイドアクセサリーの販売を始めました。
作家向けビジネススクール「minneカレッジ」や作家の交流スペース「minne LAB」を運営するなど、利用者を積極的にサポートしているのもおすすめポイント。作品販売のステップのヒントになる読み物「minne学習帖」や利用者の悩みに答える動画「おはよう!minne LAB」など、公式サイトのコンテンツも充実しています。初心者向けのハウツー本も出版しているので、制作・販売のスキルを勉強したい人にも最適です。
※1:2021年8月末時点の情報|公式サイト
初期費用 | 無料 |
月額利用料 | 無料 |
販売手数料 | 10.89% ※送料・オプション価格も含む |
作家・デザイナー・ブランド数 | 92万件以上 |
運営会社 | GMOペパボ株式会社 |
登録無料!ハンドメイドアクセサリーを販売するならミンネをチェック!
ハンドメイド作品を販売・購入できる! ハンドメイド作品のオンラインマーケット≪minne(ミンネ)≫
minne(ミンネ)の特徴・始め方は以下の記事でくわしく解説しています。
Creema(クリーマ)
Creema(クリーマ)は、年間160億円の取引が行われる国内最大級のハンドメイド販売のプラットフォームです。約24万人の作家・デザイナーがアクセサリーからお酒まで幅広い商品を出品しており、クリエイター1人当たりの売り上げはNO.1※1。1ヵ月あたりのサイト訪問者数は約2,200万人と利用者が多く、初心者でも集客しやすいのが魅力です。
初期費用・月額利用料は無料。ハンドメイド品の販売手数料は、送料を含まない金額が対象なのもうれしいポイントです。
クーポン・キャンペーンなどのプロモーション機能が充実しているのも、クリーマならでは。割引クーポンの発行やポイント還元率が自由に設定できるので、自分の販売ページが効果的に宣伝できます。受注生産もOKなので、在庫を抱えず副業を始めたい人にもおすすめですよ。
※1:2001年1月~12月 ハンドメイドマーケットプレイスを主軸事業として取り組む事業体の売上比較|公式サイト
※2:フード・お酒カテゴリーは、決算総額の15.4%
初期費用 | 無料 |
月額利用料 | 無料 |
販売手数料 | 作品・素材カテゴリー:送料を含まない商品金額の11% フード・お酒カテゴリー:決算総額の15.4% |
作家・デザイナー・ブランド数 | 24万人 |
運営会社 | 株式会社クリーマ |
メルカリ
メルカリは、月間利用者数2,200万人以上※1・累計出品数30億品以上※2の大人気フリマアプリです。不用品販売のイメージが強いメルカリですが、実は「ハンドメイド・手芸」のカテゴリーがあり、アクセサリー・小物など幅広い作品が販売されています。アプリで簡単に出品できるため、初めてハンドメイド品を販売する初心者におすすめです。
ハンドメイド品に特化はしていませんが、利用者が非常に多く集客しやすいのが魅力。初期費用・月額利用料も無料なので、手軽にハンドメイド販売が始められます。配送方法が豊富で匿名配送も可能なので、個人情報を保護したい人にもぴったりですよ。
本格的に自分のネットショップを開設したい人向けに、メルカリのアプリ内にお店が作れる「メルカリShops」のサービスも提供しています。
※1:FY2023.6 3Q 決算説明資料|メルカリエンジニアリング
※2:集計期間:2022年1月1日~12月31日|メルカリエンジニアリング
初期費用 | 無料 |
月額利用料 | 無料 |
販売手数料 | 10% |
作家・デザイナー・ブランド数 | ‐ |
運営会社 | 株式会社メルカリ |
ラクマ
ラクマは、通販サイトで有名な楽天が運営するフリマアプリです。服・家電・食品など幅広い商品が出品でき、「ハンドメイド」のカテゴリも用意されています。初期費用・月額利用料無料なので、フリマ感覚で気軽にハンドメイドアクセサリーを出品したい初心者にぴったりのサービスです。
販売手数料は4.5~10%で、合計販売回数・金額によって決まります。作品を売れば売るほど手数料が下がるのが、ラクマの特徴です。
売上金が楽天Payにチャージできたり楽天銀行から即日出金できたりするなど、楽天ならでは機能が充実しているのが魅力。楽天ポイントがゲットできるキャンペーンも定期的に開催されるので、楽天ユーザーは要チェックですよ。
初期費用 | 無料 |
月額利用料 | 無料 |
販売手数料 | 4.5~10% |
作家・デザイナー・ブランド数 | ‐ |
運営会社 | 楽天グループ株式会社 |
【本格的に作家活動を始めたい初心者向け】おすすめのハンドメイドアクセサリー販売サイト・アプリ3選
ここでは、本格的に作家活動を始めたい初心者向けに、おすすめのハンドメイドアクセサリー販売サイト・アプリ3つを紹介します。
iichi(いいち)
iichi(いいち)は、個人・小規模生産者の個性的な手工芸品などを販売するハンドメイドマーケットです。プロ作家のアクセサリーなど、高品質なハンドメイド品が多く出品されているのが特徴。販売初心者の中でも、趣味歴が長いなどハンドメイドスキルが高い人に向いています。
手工芸品に目利きのある利用者が多く集まるため、良質な作品を高値で売りたい人にもおすすめです。
公式サイトにはイベント情報ページが用意されており、自分のSNS・ホームページなどのリンクを掲載できるのもうれしいポイント。iichi主催のイベントに出展応募もできるので、ハンドメイド作家として積極的に活動したい人はチェックしましょう。
初期費用 | 無料 |
月額利用料 | 無料 |
販売手数料 | 作品代金の20% ※送料を除く |
作家・デザイナー・ブランド数 | ‐ |
運営会社 | iichi株式会社 |
BASE(ベイス)
BASE(ベイス)は、ネットショップ開設実績7年連続No.1※1と実績豊富なネットショップ作成サービスです。ハンドメイド販売も含め、これまでに220万以上のショップを開設しています。ショップデザインのテーマが豊富で、直感的な操作で自由にカスタマイズできるのが特徴。ハンドメイドアクセサリーのテイストに合わせた、オリジナルのネットショップを開設したい人におすすめです。
BASEの料金プランは、月額利用料無料の「スタンダードプラン」と月額利用料1万6,580円の「グロースプラン」の2種類。スタンダードプランは作品が売れるまで料金が発生しないので、ハンドメイド販売初心者でも始めやすいですよ。グロースプランは月額利用料が発生しますが、販売手数料が2.9%と安いのが魅力。ショップの販売状況に応じて2つのプランは自由に変更できます。
BASEは自社のポップアップスペースも運営。審査に通れば、出店料無料でハンドメイド作品が販売できるのもメリットです。
※1:最近1年以内にネットショップを開設する際に利用したカート型ネットショップ開設サービスの調査(2024年2月 調査委託先:マクロミル)|公式サイト
初期費用 | 無料 |
月額利用料 | スタンダードプラン:無料 グロースプラン:1万6,580円 ※2年払い1ヵ月あたりの利用料 ※月払いの場合は1万9,980円 |
販売手数料 | 【スタンダードプラン】 決済手数料:3.6%+40円 サービス利用料:3% 【グロースプラン】 決済手数料:2.9% サービス利用料:0円 ※Amazon Pay・PayPalの場合は、決済手数料にシステム手数料が1%加算される |
作家・デザイナー・ブランド数 | ‐ |
運営会社 | BASE株式会社 |
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STORES(ストアーズ)
STORES(ストアーズ)は、ネットショップ開設・オンライン予約システム・POSレジなどショップ運営を幅広くサポートするサービスです。ネットショップはPC・スマホで簡単にデザインでき、自分ならではのハンドメイドアクセサリーの販売ページが作れます。
電話サポートが用意されているので、ハンドメイド販売の知識が少ない初心者でも相談しやすいですよ。
利用したい決済手段や集客方法に合わせて、月額利用料無料のフリープランと月額2,980円のベーシックプランが選択可能。Instagramとの連携機能があり、SNSで集客しやすいのも魅力です。予約販売機能が利用できるので、ハンドメイド作品の在庫を抱えず受注販売したい人にも向いています。
初期費用 | 無料 |
月額利用料 | フリープラン:無料 ベーシックプラン:2,980円 |
販売手数料 | フリープラン:5.5% ベーシックプラン:3.6% |
作家・デザイナー・ブランド数 | ‐ |
運営会社 | STORES株式会社 |
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初心者におすすめのハンドメイドアクセサリー販売サイト・アプリ比較一覧表
サイト・アプリ | サービスタイプ | 初期費用 | 月額利用料 | 販売手数料 | 実績 |
minne(ミンネ) | ハンドメイド販売サイト | 無料 | 無料 | 10.89% ※送料・オプション価格を含む | ・作家・ブランド数92万件以上 ・アプリダウンロード数1,280万 |
Creema(クリーマ) | ハンドメイド販売サイト | 無料 | 無料 | 作品・素材カテゴリー:送料を含まない商品金額の11% フード・お酒カテゴリー:決算総額の15.4% | ・約24万人の作家・デザイナーが利用 ・年間160億円の取引が行われる ・クリエイター1人あたりの売り上げNo.1 ・1ヵ月あたりのサイト訪問者数は約2,200万人 |
メルカリ | フリマアプリ | 無料 | 無料 | 商品代金の10% | ・月間利用者数2,200万人以上 ・累計出品数30億品以上 |
ラクマ | フリマアプリ | 無料 | 無料 | 4.5~10% | ‐ |
iichi(いいち) | ハンドメイド販売サイト | 無料 | 無料 | 作品代金の20% ※送料を除く | ‐ |
BASE(ベイス) | ネットショップ作成サービス | 無料 | スタンダードプラン:無料 グロースプラン:1万6,580円 ※2年払い1ヵ月あたりの利用料 ※月払いの場合は1万9,980円 | 【スタンダードプラン】 決済手数料:3.6%+40円 サービス利用料:3% 【グロースプラン】 決済手数料:2.9% サービス利用料:0円 ※Amazon Pay・PayPalの場合は、決済手数料にシステム手数料が1%加算される | ・ネットショップ開設実績7年連続No.1 ・220万以上のショップを開設 |
STORES(ストアーズ) | ネットショップ作成サービス | 無料 | フリープラン:無料 ベーシックプラン:2,980円 | フリープラン:5.5% ベーシックプラン:3.6% | ‐ |
初心者がハンドメイドアクセサリーを販売するサイト・アプリを選ぶ際のポイント
初心者がハンドメイドアクセサリーを販売するサイト・アプリを選ぶときは、以下の3つのポイントに注目しましょう。
使いやすさ:出品の手間がかからず運営しやすいサービスを選ぼう
サイト・アプリの使いやすさは、ハンドメイドアクセサリー販売初心者にとって大事なポイント。副業でハンドメイド販売を行うのに必要なのは、作品の制作だけではありません。商品写真のアップロード・商品説明の入力・価格や送料の設定など、さまざまな出品作業を都度行う必要があります。使いにくいサイト・アプリでは出品作業が億劫になり、販売を挫折する可能性も。
操作がわかりやすく感覚的に使えるサイト・アプリなら、初心者でも運営しやすくムリなくハンドメイド販売が継続できますよ。
ほとんどのサイト・アプリは登録・出品が無料。複数のアプリ・サイトを実際に利用して、使いやすいサービスを見つけるのがおすすめです。
コンセプト:作品のテイストに合うサイト・アプリをチョイス
ハンドメイドアクセサリーを販売するサイト・アプリを選ぶときは、自分の作品のテイストがサービスのコンセプトに合っているかも要チェック。サイト・アプリによって出品されている作品の雰囲気は異なり、購入者は自分好みの作品が集まるサービスを利用します。
自分の作風に合うサイト・アプリを選べば購入者とマッチングしやすいので、初心者でも商品が売れる可能性がUP。自分が販売したいハンドメイドアクセサリーのカテゴリーでどんな商品が出品されているか、各サイト・アプリをリサーチしましょう。
コスト:手数料・利用料などを事前にしっかりチェック
アプリ・サイトでハンドメイドアクセサリーの販売を始めるときは、事前に手数料・利用料をしっかり確認しましょう。ハンドメイド販売初心者は、初めのうちは作品が売れないケースがほとんど。作品が売れなくても赤字にならないよう、初心者は月額利用料が無料のサービス・プランから始めるのがおすすめです。
一方で、月額利用料が発生する有料プランを選べば、販売手数料が安くなるケースもあります。自分の使いたい機能や作品の売り上げ状況などに応じて、最もコスパが良いサービス・プランを選ぶのが大切です。
手数料と月額利用料のバランスを考慮し、売り上げに対するコストを試算してみましょう。
初心者がハンドメイドアクセサリーをサイト・アプリで販売するメリット
ここでは、初心者がサイト・アプリなどのネットショップでハンドメイドアクセサリーを販売するメリット4つを紹介します。
販売に関する知識・スキルがなくても簡単に出品できる
サイト・アプリでハンドメイドアクセサリーを販売する場合、実店舗で商品を売るときのような難しい知識・スキルは必要ありません。サイト・アプリのシステムに則って商品を出品するだけなので、ノウハウを知らない初心者でも簡単にハンドメイド品が販売できます。最低限の知識・スキルですぐに販売が開始できるのは、大きなメリットと言えるでしょう。
初期費用・月額利用料がかからないサービスが多く、資金ゼロで副業が始められるのもうれしいポイントです。
在庫が少なくても販売できるので低リスク
店舗・イベントなどでハンドメイドアクセサリーを販売する場合、人目を引くためにたくさんの作品を用意して展示しなければなりません。商品が売れなければ在庫を抱えることになり、大きな損失を生む可能性があります。
サイト・アプリなどのネットショップは、1点から商品の販売が可能。受注生産が選択できるケースも多く、在庫が少なくてもハンドメイド品の販売が開始できます。在庫を抱えるリスクが減らせるのは、商品が売れるかどうか未知数の初心者にとって大きなメリットですね。
自分のペースで作品が制作できるので、隙間時間に副業したい人にも向いています。
ターゲット層を集客しやすい
ミンネ・クリーマなどのハンドメイド販売サイトは、ハンドメイド作品を購入したい人が集まるサイト・アプリです。ハンドメイド販売サイトを利用すれば、自分の作品を求めるターゲット層に接触しやすいので集客の手間が省けます。特別なことをしなくても集客できるのは、販売スキルが低い初心者にとって大きなメリットと言えるでしょう。
BASE・STORESなどでネットショップ作成する場合は、自分で集客を工夫する必要があります。SNSとの連携機能を備えたサービスもあるので、うまく活用するといいですよ。
お金のやり取りを代行してもらえるので安心感がある
入金・振込の手続きを代行してもらえるのも、ハンドメイドアクセサリー販売でサイト・アプリを利用するメリット。購入者と直接お金のやり取りをする必要がないため、売り上げ管理の手間が省けます。手数料はかかりますが、売上金が確実に受け取れる安心感があるのは、販売に慣れない初心者にとってうれしいポイントですね。
初心者がハンドメイドアクセサリーをサイト・アプリで販売するデメリット
サイト・アプリでのハンドメイドアクセサリー販売はメリットが多いですが、デメリットもあります。ネットで作品を販売するときに、初心者が気を付けるべきポイントをまとめました。
販売手数料が発生する
ハンドメイドアクセサリーをサイト・アプリで販売する一番のデメリットは、販売手数料が発生する点。出品した商品が売れるたびに手数料が取られるため、価格設定を間違うと赤字になる可能性があります。事前にしっかり販売手数料を確認し、利益を出せる価格設定を行うのが大切です。
しかし、販売ページが簡単に作れたり決済を代行してもらえたりするなど、サイト・アプリには販売手数料以上のメリットがあります。ネットショップの運営がラクになるのは、ハンドメイド販売初心者にとって大きな魅力です。販売手数料の相場は3~20%とそれほど高額な設定ではないので、ハンドメイド副業を手軽に行うための手間賃と考えておきましょう。
商品を実際に見てもらえないので、良さを伝える努力が必要
商品を実際に見てもらえないのも、ハンドメイドアクセサリーをサイト・アプリで販売するデメリット。写真・商品説明だけで作品の良さを伝えるのは、ハンドメイド販売初心者にとって難しいもの。人気作家の商品説明や写真の撮り方を参考にし、自分なりの作品のアピール方法を見つけるのが大切です。
作品のアピール方法は、「初心者がハンドメイドアクセサリーを販売して稼ぐコツ」の項でくわしく解説します。
商品の発送・コメントのやり取りなどの手間がかかる
商品の発送・コメントのやり取りなどの手間がかかるのも、ハンドメイドアクセサリーをネット販売するときのデメリットの1つ。対面では言葉で伝えれば済むことも、ネット販売ではコメント欄・メールなどの文字で伝えなければなりません。商品が売れるたびに梱包して発送しなければならないのを、手間に感じる人もいるでしょう。
しかし、ハンドメイド作品が出品できるサイト・アプリは、購入者が販売者を評価するシステムがほとんど。コメントへの返信や商品の発送が遅れると、販売者としての評価が下がり作品が売れにくくなる可能性があります。購入者にとって、販売者が初心者かどうかなんて関係ありません。利用者に信頼される販売者になるためにも、丁寧かつ迅速な対応を心がけましょう。
顔が見えない相手とのやり取りは、対面よりもより丁寧かつ正確に情報を伝える必要があります。文章を考えるのが苦手な人は、マニュアル・テンプレートを作っておくのも1つの方法です。
初心者がハンドメイドアクセサリーを販売して稼ぐコツ
ハンドメイドアクセサリーは、作ったものをサイト・アプリでただ売るだけではなかなか購入につながりません。買ってもらうために、さまざまな工夫を凝らす必要があります。初心者がハンドメイドアクセサリーを販売して稼ぐための7つのコツを、以下にまとめました。
人気&競合が少ないジャンル・カテゴリーをリサーチする
初心者がハンドメイドアクセサリーを販売するときは、作品制作を始める前にまずどんな商品が売れているかサイト・アプリをリサーチしましょう。自分好みのデザインのアクセサリーを作るのは楽しいですが、需要がなければいくら作っても作品は売れません。ハンドメイド販売で稼ぐには、売れ筋の商品が何かを常に意識するのが大切です。
逆に、競合が少ないジャンルを選ぶのもおすすめ。人気のデザインを取り入れた作品は売れやすい反面、競合が多くいます。すでにファンがたくさんいる人気作家と同じようなテイスト作品を作っても、初心者では太刀打ちできない可能性が高いでしょう。あまり販売している人が少ないニッチなジャンル・カテゴリー選ぶのも、ハンドメイドで稼ぐ1つの方法です。
目標を立てて計画的に制作・販売する
ハンドメイドアクセサリー販売で稼ぐなら、必ず目標を立てましょう。売り上げ・販売個数などの目標を明確にすれば制作・販売計画が立てやすく、前向きにハンドメイド販売が継続できます。定期的に目標が達成できたかを評価し、できていなければ価格設定を見直すなど計画を立て直すのが大切です。
初心者はどれくらい作品が売れるかわからず、目標が立てづらいかもしれません。最初のうちは、1ヵ月あたりの制作個数・売り上げ目標程度の設定でOK。目標設定・計画・制作・販売・見直しを繰り返すうちに、改善点が明確になって販売スキルも上がりますよ。
魅力的な商品写真の撮り方を勉強する
ついポチりたくなるような魅力的な商品写真の撮り方を勉強するのも、初心者がハンドメイドアクセサリー販売で稼ぐコツ。ネットショップの場合、利用者は商品写真・説明を見て購入するかどうかを決めます。とくに作品の雰囲気がダイレクトに伝わる商品写真が与える影響は大きく、写真のクオリティが高ければ購入される確率も上がるでしょう。
しかし、ただおしゃれな写真を撮ればいいというわけではありません。以下の4つのポイントを最低限押さえ、わかりやすい商品写真を撮るのがおすすめです。
- 自然光の下で撮る
- サイズ感がわかるように撮る
- 素材・柄などディティールがわかるように撮る
- 実際の着用・使用イメージがわかるように撮る
ハンドメイド販売のサイト・アプリは、複数の写真が投稿できます。できるだけたくさんの写真を撮って、作品の特徴や良さを伝えましょう。
InstagramなどのSNSを活用する
ハンドメイドアクセサリー販売で稼ぐなら、InstagramなどのSNSで自分の作品をどんどん発信しましょう。ハンドメイド好きの人を集客しやすいのがハンドメイド販売サイトのメリットですが、自分の作品にたどり着く可能性があるのはサイトの利用者のみ。とくに、販売したての初心者の作品を見つけてもらうのはなかなか困難です。SNSを利用すれば、初心者でもサイトを超えて幅広い人に自分の作品がアピールできます。
ネットショップ作成サービスを利用してオリジナルショップを運営する人は、SNSを積極的に活用して集客するのがおすすめ。STORESには、Instagramとの連携機能がありますよ。
また、ユーザーとコミュニケーションがとりやすいのも、SNSを利用するメリット。ハンドメイド販売サイトにもコメント機能などのコミュニケーション機能がありますが、あくまで販売をサポートする最低限のものです。SNSなら気軽にやり取りができて作品のファンを増やしやすいので、新規顧客の獲得にもつながりますよ。
複数のサイト・アプリを利用する
初心者がハンドメイドアクセサリー販売で稼ぐなら、複数のサイト・アプリに登録するのがおすすめ。出品するネットショップの数が多ければ自分の作品が人の目に触れる機会が増えるため、購入してもらえる可能性も高くなります。自分の作品が売れやすいサイト・アプリを見つけるのにも、複数登録はおすすめです。
通信講座で資格をとって自信をつける
将来的にハンドメイドアクセサリー作家として本格的に稼ぎたいと考えている初心者は、通信講座でハンドメイド関連の資格を取るのもおすすめ。レジン・ビーズなどの技術が習得できて作品のクオリティが上がるので、自信を持って販売できるようになります。資格を持つ人の作品は購入者からも信頼されるため、売り上げUPにもつながりますよ。
ムラサキコも通信講座(SARAスクール)でUVレジンデザイナーやビーズアーティストの資格を取得!資格のおかげで、自分の作品を販売する自信がつきました。
通信講座でハンドメイド関連の資格を取得したい人は、SARAスクールで無料の資料請求をしてみましょう。
資格を簡単に取得できる人気の通信講座【SARAスクール】
リピート購入してもらえる工夫をする
ハンドメイドアクセサリー販売で稼ぐには、リピーターを増やすのが大切。何度も作品を購入してくれるファンが多ければ、収益も安定します。リピーターを増やす工夫には以下のような方法があるので、ぜひ実践してくださいね。
- 丁寧・迅速な対応を心掛け、信頼できる作家だとアピールする
- ちょっとしたおまけを付ける
- 本格的なショップカードを作って商品に入れる
- ラッピングも含めて商品だという意識を持ち、おしゃれな包装を心がける
- ギフトラッピングを承る
- リピーター限定のクーポンを用意する
- 期間限定セールなど、定期的にキャンペーンを実施する
ハンドメイドアクセサリー販売の始め方は?初心者向けに段取りを解説
「ハンドメイドアクセサリーを販売したいけれど何から手を付ければいいのか、始め方がわからない」という人もいますよね。ここでは、初心者向けにハンドメイドアクセサリーをサイト・アプリに出品するまでの段取りを解説します。
①販売商品を決定する
まずは、販売するアクセサリーの種類を決定します。「初心者がハンドメイドアクセサリーを販売して稼ぐコツ」の項でも説明したように、売れやすい人気のジャンルにするのか競合が少ないニッチなジャンルにするのか決めましょう。ジャンルを広げ過ぎると制作が大変になるので、最初のうちは「レジンを使ったピアス・リングのみ」のようにある程度作品を絞るのがおすすめです。
②コンセプト・ショップ名を決める
ハンドメイドアクセサリー販売を長く続けるには、ショップのブランディングが大切です。どんなターゲットにどんな作品を売るのか、コンセプトを決定しましょう。たとえば、「30代の働く女性向けに、オフィスでも使えるドライフラワーを使ったシンプルなピアス」のように、できるだけ具体的に顧客をイメージします。ショップ名も、コンセプトに合う名前にするのが大切です。
特定の動物・花などにテーマを絞るのもおすすめですよ。
③制作個数・販売価格などを決定し、販売計画・目標を立てる
初心者・上級者に関係なく、ハンドメイドアクセサリー販売で稼ぐには作品を作る前にしっかり販売計画を立てることが大切です。制作に充てられる時間や仕入れにかかる時間を考慮し、何個の作品をいつまでに作るか決定しましょう。
また、作品の販売価格を適当に考えると、赤字を生む可能性があります。原材料費・送料・販売手数料などをしっかり計算した上で、利益が出せる販売価格を決めるのが大切です。ハンドメイド販売時に発生するコストには以下のようなものがあるので、参考にしてください。
- 原材料費
- 送料
- 販売手数料
- 道具代
- 梱包資材費
- 電気代
- 人件費
- 仕入れ時の交通費・ガソリン代
販売価格は、コストの3~5倍に設定するのが一般的。たとえば、コストが800円の作品の場合、2,400~4,000円の販売価格が相場です。販売価格が決定したら、1ヵ月あたり何個の作品を売っていくら稼ぐのか、売り上げ目標も立てましょう。
④作品制作を開始する
ハンドメイドアクセサリーを販売の計画・目標が決定したら、作品制作を開始しましょう。初心者はハンドメイド制作のイメージが乏しく、達成できると思って考えた計画にムリが生じるケースもあります。計画通りに制作を進めるのが難しいと感じたときは、適宜日程を修正するのが大切です。
計画通りにいかないからといって焦らず臨機応変に対応するのが、ハンドメイド販売を長く続けるコツです。
⑤販売方法の選択・登録
出品するハンドメイドアクセサリーが完成したら、作品を販売するアプリ・サイトを決定します。ハンドメイド販売サイト・フリマアプリ・ネットショップ作成サービスのうち、作品のテイスト・目的に合うサービスを選択しましょう。販売初心者でも複数のアプリ・サイトに登録し、使いやすさを比較するのがおすすめです。
⑥出品する
サイト・アプリの登録が終わったら、ハンドメイドアクセサリーを出品します。ユーザーに作品の使用感・サイズ感・ディティールなどが伝わるよう、さまざまなアングルの商品写真をアップロードするのが大切です。また、商品説明を書くときは、以下の情報を入れるよう心がけましょう。
情報 | 例 |
作品の素材・作り方などの特徴 | 「石粉粘土で成型し、レジンでコーティングしたピアスです」 |
作品を作った背景・こだわりポイント | 「ネモフィラの花が大好きで、やさしいブルーの色合いを再現しました」 |
どんな場面で使うことを想定しているか | 「落ち着いたカラーでシンプルなデザインなので、オフィスコーディネートや日常使いに最適です」 |
サイズ・重さ | 「大きさは、縦横約1cm程度で、約5gの重さがあります」 |
使用しているパーツの素材・手入れ方法 | 「ピアスパーツは真鍮製なので、使用後は水分を拭き取り、空気に触れない場所での保管をおすすめします」 |
発送までにかかる時間 | 「ご注文から発送までにかかる時間は、土日祝日を除いて5日程度です」 |
注意点 | 「1つ1つ丁寧に手作りしているため、形・色味に個体差があります」 |
⑦梱包資材など商品の発送に必要なものを用意する
ハンドメイドアクセサリーをサイト・アプリに出品したら、いつでも商品が発送できるように梱包資材を用意しておきましょう。商品の発送に必要なものは、以下を参考にしてください。
- 箱
- 緩衝材
- ガムテープ・OPPテープ
- 台紙
- OPP袋などのラッピング袋
- マスキングテープ
- メッセージカード
ラッピングは、作品の印象に大きく影響します。ブランドイメージを向上するためにも、ラッピングを商品の一部と考えて丁寧な梱包を心がけるのが大切。メッセージカードを入れるなど、感謝の気持ちを伝えるのも忘れないようにしましょう。
おしゃれな梱包だけではなく、配送時に商品が破損しないようしっかり保護するのも重要。ハンドメイド販売初心者は、ラッピングを練習しておくのがおすすめですよ。
登録・出品方法は?ミンネを例に初心者がハンドメイドアクセサリーを販売する流れを紹介
ここでは、人気のハンドメイド販売サイト「ミンネ」を例に、サイト・アプリ登録からハンドメイドアクセサリーを出品するまでの流れを解説します。これからハンドメイド販売を始める初心者は、ぜひ参考にしてくださいね。
- STEP1会員登録
公式サイトにアクセスするかアプリをダウンロードし、会員登録を行います。ログインボタンを押すと会員登録のボタンが表示されるので、会員登録画面を開きましょう。画面の指示に従って必要事項の入力・メール認証などを行い、登録を完了させます。
- STEP2販売者登録
会員登録が終わったら、販売者登録を行います。公式サイト・アプリでログインして会員ページを開き、「作品を販売する」のボタンをクリックしましょう。
- STEP3メールアドレスの確認
確認用メールを送信し、届いたメールに記載されているURLをクリックして確認を完了させます。
- STEP4個人情報の入力
名前・生年月日・住所など個人情報を入力し、「更新する」のボタンをクリックします。
- STEP5電話番号認証
登録した電話番号に、SMSで認証コードを送ります。届いた認証コードを入力し、「認証する」のボタンをクリックしましょう。
- STEP6事業者の申請
販売者が個人事業主・法人の場合は、事業者の申請が必要です。「個人事業主」「法人」などあてはまる販売形態を選び、「申請する」のボタンを押します。開かれた画面で事業者情報を入力し、審査開始・終了を待ちましょう。
個人で販売する人は、審査はありません。「いずれも該当しない」の項目を選択すれば、販売者登録は完了です。
- STEP7作品を出品する
マイページの作品登録ページから、作品を出品します。作品名・商品説明・販売価格・カテゴリーなどを入力し、登録を完了させましょう。
- STEP8ショップ・プロフィールを編集する
自分作品の販売ページ(ショップ)のショップ名やプロフィールを編集し、ユーザーにアピールしましょう。
ハンドメイド販売初心者必見!アクセサリー以外に売れるもの
ハンドメイド販売においてアクセサリーは大人気商品ですが、他にも売れ筋のジャンルはあります。ここでは、アクセサリー以外に売れるハンドメイドを紹介します。
スマートフォンケース
今や必需品のスマートフォンのケースは、需要が高い売れ筋商品。ドライフラワー・動物・水彩画など、さまざまなモチーフの商品が販売されています。本革を使った手帳タイプのスマートフォンケースも人気。作り方のコツさえわかれば、比較的初心者でも販売しやすいハンドメイドです。
手作りキット
手作りキットは、近年人気が急上昇している売れ筋商品です。手作りキットとは、作品を作るのに必要な材料・道具がすべてセットになった商品のこと。コロナ禍でおうち時間が増えたこともあり、手軽にハンドメイドを始めたい初心者からの需要が高まっています。レジン・羊毛フェルト・ビーズなど種類豊富なので、自分が得意なジャンルのキット販売から始めるのがおすすめです。
ベビー・キッズ用品
ベビー・キッズ用品のハンドメイドも、需要が高いジャンルの1つ。スタイ・服・ヘアアクセサリー・帽子・靴・通園バッグなど、幅広いアイテムが販売されています。とくに名前入りの作品は人気が高く、ギフトに選ぶ人も多い様子。裁縫・編み物の知識・技術がある程度あれば、初心者でも挑戦しやすいジャンルです。
ペーパークラフト
ペーパークラフトも、ハンドメイド販売における人気商品。便箋・ご祝儀袋・箸袋・メッセージカードなどの実用的な商品から、モビール・模型などのアーティスティックな商品まで幅広い作品が出品されています。制作方法は商品によってさまざまですが、材料は手に入りやすいため初心者でもトライしやすいハンドメイドと言えるでしょう。
ペットグッズ
かわいい&おしゃれなペットグッズも、ハンドメイド市場で需要が高い商品です。とくに季節・イベントがテーマのウエア・小物は、かわいい写真が残せると人気。ウエアは採寸など犬に合わせたサイズ調整が必要なため上級者向けですが、スタイ・蝶ネクタイ・かぶりものなどの小物は初心者でも比較的作りやすいですよ。
サイト・アプリ以外で初心者がハンドメイドアクセサリーを販売する方法
初心者がハンドメイドアクセサリーを販売するならサイト・アプリがおすすめですが、作品が売れる場所は他にもあります。さまざまな販売方法を知っておけば、販路を拡大する手掛かりになりますよ。
イベントに出店する
イベントに出店するのも、ハンドメイドアクセサリーを販売する方法の1つです。購入者の顔が見えないアプリ・サイトとは異なり、お客さんの反応が直接確認できるのがイベント出店のメリット。他のハンドメイド作家とのつながりも作りやすいので、人とのコミュニケーションを重視する人におすすめです。
ハンドメイドイベントは、地域が開催する小規模なものからミンネ・クリーマなどのハンドメイド販売サイト主催の大規模なものまでさまざまなイベントがあります。大規模なイベントは出店料が数万円するケースもあるので、利益が出せるか試算するのが大切。自信がない初心者は、ネットショップである程度作品が売れるようになってからイベント参加を検討するのがおすすめです。
店舗での委託販売
ハンドメイドアクセサリー販売には、第三者に作品を託して店舗などで販売してもらう「委託販売」という方法もあります。自分で店舗を持つ必要がないため、家賃・電気代・人件費などのランニングコストが削減できるのが魅力です。自分で作品を販売する手間が省けるため、本業が忙しいけれどハンドメイドの副業で稼ぎたい人にも向いています。
一方で、決して安くない委託料が発生する点には注意が必要。高額な手数料を要求するケースもあり、委託先を見極めないと利益が出づらくなる可能性があります。委託販売した場合の利益率をしっかり計算し、安心して商品が預けられる委託先と取引するのが大切です。
ネットオークション
ヤフオクなどのネットオークションでも、ハンドメイドアクセサリーは販売できます。欲しい人が多ければ作品の価格が高騰するため、大きく稼げる可能性があるのがオークションのメリット。自分の作品に自信がある人は、オークションの利用を検討してもいいでしょう。
しかし、オークションはハンドメイドに特化したサービスではない上に出品数が多いため、自分の商品ページをなかなか見てもらえない可能性があります。高すぎる価格では入札されなかったり低すぎる価格では赤字になったりするなど、スタート価格の設定が難しい点も理解しておきましょう。
初心者がハンドメイドアクセサリーを販売するときの注意点
ハンドメイドアクセサリー販売には、注意点があります。ハンドメイドで副業を始めたい初心者は、トラブルを避けるためにも以下のポイントを理解しておきましょう。
著作権の理解は必須!
ハンドメイドアクセサリーを販売する初心者が最も注意すべきなのは、作品の著作権です。著作権とは、作品など自分が表現した著作物を他人に無断でコピー・利用されない権利のこと。著作権を侵害した場合、10年以下の懲役又は1,000万円以下の罰金に処されます。自分の作品が著作権の侵害に当たらないか、制作・出品前にしっかりチェックするのが大切です。
以下のケースは著作権侵害にあたるので、理解しておきましょう。
- 他人の作品をコピー・模倣した作品
- オリジナルではないロゴ・キャラクターを使用した作品
- デザイナーズ・キャラクター生地を使用した作品
- 既製品の一部に手を加えただけのもの
- ハンドメイド本・雑誌に掲載されている作品をコピー・模倣したもの
- 芸能人の写真・名前を無断使用した作品
- 市販のキット・型紙を使用した作品
封をした手紙の同梱はNG
作品と一緒にメッセージを送るときは、封をしてはいけません。購入者に感謝の気持ちを伝えるメッセージを作品に付けるのはリピーターを獲得する上で大切ですが、封をした手紙を宅配便で送るのは郵便法で禁止されています。作品にメッセージをつけるときは、封をしないか封筒に入れないよう気を付けましょう。
ノークレーム・ノーリターンの記載は避ける
出品した商品の説明に、「ノークレーム・ノーリターン」と記載するのはNG。販売した商品に破損・数量不足などの不備がある場合、販売者は返品・交換・修補などを行う必要があります。ノークレーム・ノーリターンの文言は「不備があっても責任を取らない」という意思表示になり、信用を著しく低下させるため記載するのは避けましょう。
ハンドメイドアクセサリー販売を始める初心者は、確定申告・開業届の提出は必要?
アクセサリーなどのハンドメイド販売を副業で始めるなら、確定申告の知識を身につけておきましょう。ハンドメイド販売は売上から原材料費などの経費を差し引いた分が「所得」であり、課税の対象です。ただし、確定申告が必要かどうかは、「所得はいくらか」「給与所得があるか」などによって異なります。たとえば、以下の場合は確定申告が必要です。
ハンドメイド販売は副業で本業の給与所得がある人 | ハンドメイド販売の1年間の所得が20万円以上ある場合 |
ハンドメイドが本業の人 | 1年間の所得が48万円以上の場合 |
迷ったときは、税務署や税理士に相談するのがおすすめです。
また、本格的にハンドメイド販売を始めるなら、開業届を提出するのがおすすめです。開業届とは、個人事業を開業したことを税務署に申告する手続きのこと。ハンドメイド販売も含め事業を始めたら開業日から1ヵ月以内に届け出る必要がありますが、開業届を提出しなくてもとくに罰則はありません。しかし、開業届を提出すると以下のようなメリットが得られるので、業務のプラスになりますよ。
- 青色申告で最大65万円の所得控除が受けられる
- 屋号名義で口座が開設できる
- 就労の証明になる
- 損失額の繰り越しができる
まとめ:ハンドメイドアクセサリー販売は初心者にもおすすめ!サイト・アプリを利用して手軽に始めよう
今回は、初心者向けにハンドメイドアクセサリー販売の始め方やおすすめのサイト・アプリを紹介しました。サイト・アプリを利用すれば、コスト・リスクを抑えて初心者でも簡単に作品が出品できます。作家として活動したい人や副業で稼ぎたいと考えている人は、この記事を参考にハンドメイド販売を始めてみてくださいね。