レジンでキレイな青空が作れる「雲レジン」。練り消しで雲を表現する作り方が有名ですが、ふわふわの雲を作るには少しコツが必要です。練り消しを使った方法が難しいと感じるハンドメイド初心者も多いでしょう。
実は、カラーサンドを使えば初心者でも簡単にふわふわの雲レジンが作れるんです!というわけで今回は、カラーサンドを使った雲レジンピアスの作り方をくわしく解説します!

簡単に雲レジンが作りたい人や練り消し以外の作り方が知りたい人は、ぜひ参考にしてくださいね。
本記事の雲レジンピアスは、Youtubeでも作り方を解説しています。動画を見ながらレジン制作をしたい人は、ぜひチェックしてくださいね。
練り消し不要!雲レジンピアス作りに必要な材料・道具

練り消し以外を使った雲レジンピアス作りに必要な材料・道具は、以下のとおりです。
- レジン液
- どぼん液
- 白いカラーサンド
- 着色剤
- 半球型シリコンモールド
- シリコンマット
- ヒートン
- 丸カン
- フックピアスパーツ
- UV-LEDライト
- エンボスヒーター
- やすり
- ハンドドリル
- ピンセット
- 調色パレット
- 調色スティック
- やっとこ
- はさみ
- アルコールスプレー
- キッチンペーパー
レジン液・どぼん液

今回の雲レジンピアスに使用したレジン液は、グリーンオーシャンのまさるの涙です。
どぼん液は、球体レジンを丸ごとコーティングするのに便利。
筆でレジン液を塗ってコーティングするのでもOKですが、どぼん液に浸せば磨いたレジンからピカピカの空が現れる感動が味わえますよ。
白いカラーサンド・着色剤

白いカラーサンドは、100均や手芸系ネットショップなどで購入できます。できるだけ粒が小さい砂を選ぶのがおすすめです。
着色剤はライトブルー系とダークブルー系の2色用意してください。今回の雲レジンピアスに使った着色剤は、
- パジコ 宝石の雫 シアン
- グリーンオーシャン ラピスラズリ
の2色です。
半球型シリコンモールド・シリコンマット

今回の雲レジンピアスは、直径約1.2cmの半球型シリコンモールドを使用しました。作業効率を上げるなら、同じ大きさの半球が2つ以上作れるモールドや同じモールドを複数用意するのがおすすめです。
シリコンマットは、硬化時にモールドの上に乗せて半球の接着面を平らにするのに使用。100均などで購入できますよ。
ヒートン・丸カン・フックピアスパーツ

ヒートン・丸カン・フックピアスパーツは、すべて色味を合わせるのがおすすめです。
今回の雲レジンピアスは、空のブルーが映えるゴールドを選びました。
UV-LEDライト

UV-LEDライトは、レジン液を硬化するのに使用します。写真は、SK本舗のキュアリティです。レジンクラフト特化型で使いやすいのでおすすめです。
ペンタイプのライトも用意すれば、雲レジンの配置やヒートンの取り付けなどちょっとした作業がラクになりますよ。
「SK本舗 キュアリティ」は、以下の記事でもくわしく解説しています。気になる人はチェックしてくださいね。
エンボスヒーター

エンボスヒーターは、レジン液に入った気泡を温めて除去するのに使用します。
雲レジンピアスをキレイに仕上げたい人は、ぜひ用意しましょう。
やすり・ハンドドリル・ピンセット・調色パレット・調色スティック・やっとこ・はさみ

やっとこはピアスパーツを取り付ける際に使用します。平・丸の、2挺用意しましょう。
はさみは、レジンのバリをカットするのに使用します。手芸用はさみなど、細かいカットが可能なものがおすすめです。
アルコールスプレー・キッチンペーパー

アルコールスプレー・キッチンペーパーは、道具に付いたりこぼしたりしたレジン液をサッと拭きとるのに便利です。
練り消しを使わない!カラーサンドを使った雲レジンピアスの作り方

ここでは、カラーサンドを使った雲レジンピアスの作り方を写真付きでくわしく解説します。
①カラーサンドとレジン液で雲を作る

まずは、雲から作ります。調色パレットに少量のカラーサンドを出しましょう。

少量のレジン液を加えます。

カラーサンドとレジン液をしっかり混ぜます。

雲レジンピアスの作り方のコツ:
レジン液の量は、カラーサンドが軽く締める程度でOKです。

こんな感じ

UV-LEDライトで硬化します。硬化時間は、使用するレジン液が推奨する硬化時間を目安にしてください。

こんな感じでひとまとまりになりました。

手でカラーサンドを砕きます。

雲レジンピアスの作り方のコツ:
大中小、さまざまなサイズを作るように砕きましょう。

ピンセットの持ち手部分で砕くのもおすすめです。

大中小良さげな大きさの雲を取り分けておけば、後の作業がラクです。

雲レジンピアスの作り方のコツ:
モールドの高さからはみ出る大きさの雲は使えません。モールドに収まるサイズをピックアップしましょう。
②半球モールドで空を作る

シリコンモールドのホコリ・ゴミをマスキングテープで取り除きます。

今回使うのは、中央部分の2つの半球です。

レジン液を着色し、ライトブルー・ダークブルーの2色を作ります。

雲レジンピアスの作り方のコツ:
2色のレジン液を使うことで、奥行きのある空に仕上がります。

調色パレットのホコリ・ゴミもマスキングテープで取り除きます。

ライトブルー・ダークブルーどちらも、ベースとなるのはライトブルーの着色剤です。

着色剤は分離しやすいので、しっかり振ってから使いましょう。

ラピスラズリの着色剤を少量出しておきます。

まずは、ライトブルーから作ります。使うのは、シアン1色だけです。

レジン液と着色剤をしっかり混ぜます。

エンボスヒーターで気泡を飛ばして

こんな感じです。

ダークブルーのレジン液を作ります。

ベースとなるシアンの着色剤を加えたら

スティックで少しだけラピスラズリを加えます。

雲レジンピアスの作り方のコツ:
ダークブルーの着色剤は、入れすぎると空の透明感が失われます。入れる量は、本当にちょっとだけでOKです。

しっかり混ぜます。

こんな感じ。

2色のレジン液は、ほんの少し色味が違う程度でOKです。

シリコンマットをカットします。

大きすぎず小さすぎず、シリコンモールドの円をしっかり覆えるサイズにカットしましょう。

シリコンモールドに、透明なレジン液を少しだけ入れます。

エンボスヒーターで温めて

モールドを傾けて、全体にレジン液を行きわたらせます。

モールドの角度を変えながら、ペンライトで硬化します。

こんな感じ。

雲レジンピアスの作り方のコツ:
球体の表面に透明な層を作ることで、クリアでキレイな作品に仕上がります。

さらに少量の透明なレジン液を入れます。

エンボスヒーターで温めて

大きめサイズの雲を配置します。

雲は、レジン液に浸してから配置するのがポイント。気泡が入りにくくなりますよ。

雲は、中央部分に余白を作るように配置するのがおすすめ。
ぎゅうぎゅうに雲を敷き詰めるよりも、爽やかで透明感のある仕上がりになります。

スティックで少し位置を調整して

ペンライトで雲を仮固定します。

メインライトでしっかり硬化。

こんな感じ。

ライトブルーのレジン液を入れます。

モールドの高さの4分の3から5分の4程度まで、スティックで少量ずつレジン液を加えましょう。

こんな感じ。

一段目の雲と被らないように、小中サイズの雲を配置します。

こんな感じ。

UV-LEDライトで硬化します。

ダークブルーのレジン液を入れます。

表面がぷっくりするくらい、レジン液を入れましょう。

こんな感じ。

空気が入らないようシリコンマットをやさしく乗せて

指で軽く押します。

雲レジンピアスの作り方のコツ:
シリコンマットを乗せて硬化することで表面がキレイな平らになり、2つの半球が接着しやすくなります。

UV-LEDライトで硬化。

硬化不良を予防するために、モールドをひっくり返して裏側からもライトを当てましょう。

硬化後に、シリコンマットを取り除いた状態。表面がキレイな平らになっています。

雲レジンピアスの作り方のコツ:
レジンの変形やモールドの劣化を防ぐため、少し冷ましてからレジンを外しましょう。

モールドから外すとこんな感じ。周りにバリが付いています。

バリをハサミでカットします。

こんな感じ。

やすりで軽く周りを整えます。

こんな感じ。
③雲レジンの半球を接着して球体にする

粘着マットなどに半球を固定し、少量のレジン液を乗せます。

スティックで、全体にレジン液を伸ばします。

こんな感じ。

雲レジンピアスの作り方のコツ:
レジン液の量が多すぎると、半球を合わせたときにたくさんはみ出たり厚みが出たりして見栄えが悪くなります。
表面全体に薄くレジン液が伸ばせるくらいの適量を乗せましょう。

もう1つの半球を乗せます。

しっかり合わせて

接着面が見えるように、モールドの半球に入れます。

雲レジンピアスの作り方のコツ:
キレイな球体になるよう、しっかりモールドに押し込みましょう。

こんな感じ。

硬化します。

2つの半球が接着して球体になりました。

接着面のラインを中心に、やすりで雲レジン全体の形を整えます。

こんな感じ。

レジンの粉をキッチンペーパーで拭き取ります。

キレイな球体になりました。
④ヒートンを取り付けてどぼん液に浸す

雲レジンにヒートンを取り付けます。

雲レジンの上部に、ハンドドリルで穴をあけます。

こんな感じ。

ヒートンがしっかり納まるか、穴の深さをチェックしましょう。

スティックを使い、穴にレジン液を入れます。

穴にヒートンを差し込みます。

ヒートンのカンの向きには注意が必要。用意したピアスパーツのカンの向きをチェックし、雲レジンのキレイな面が正面に来るようにしましょう。

ペンライトでヒートンを固定します。

雲レジンをどぼん液に浸します。

どぼん液は、使う前に温めるのがおすすめ。サラサラになって液切れが良くなり、雲レジン全体が薄くキレイにコーティングできます。

カンにレジン液が付かないよう、ゆっくりどぼん液に浸します。

余分なレジン液をケースの縁でしっかり落として

くるくる回しながら、ペンライトで硬化します。

ある程度硬化したら、メインライトでしっかり硬化します。

硬化完了。
空の青色と雲のふわふわ感が調和した、キレイな雲レジンに仕上がりました。
⑤ピアスパーツを取り付ける

丸カン・フックピアスを雲レジン本体に取り付けます。

やっとこで丸カンを開いて

ピアスパーツと雲レジン本体を掛けます。

丸カンを閉じたら

キレイでかわいい雲レジンピアスの完成です♪




まとめ:練り消し以外でも雲レジンは簡単♪カラーサンドを使った作り方を試してみて!

今回は、カラーサンドを使った雲レジンピアスの作り方を解説しました。カラーサンドを使えば、練り消しよりも簡単に雲が作れます。ハンドメイド初心者や、練り消し以外の材料が使いたい人におすすめの方法です。この記事を参考に、自分ならではの空を表現したオリジナルの雲レジンピアスを作ってみてくださいね。
本記事の雲レジンピアスは、Youtubeでも作り方を解説しています。動画を見ながらレジン制作をしたい人は、ぜひチェックしてくださいね。