どうも、手作り大好きムラサキコです。
みなさんは、今大人気の「ナノテープ風船」をご存じですか?
100均などで購入できるはがせる厚手の両面テープを使って作れるナノテープ風船は、オリジナルの可愛い風船が作れると話題になっています。
流行りにのって、早速ムラサキコもナノテープ風船を作ってみましたが……
ナノテープ風船、作るの超難しい!!
わりと手先は器用なほうだと自負してきたムラサキコですが、こんなに苦戦したハンドメイドは久しぶりです。
ムラサキコと同じように、
「ナノテープ風船に挑戦してみたけど、失敗ばかりで全然成功しない……」
「ナノテープ風船の作り方は簡単そうに見えるのに、実際に作ってみたら難しくてあきらめた」
「成功するナノテープ風船の作り方のコツを知りたい」
と悩んでいる人も多いでしょう。
ムラサキコも難しいと感じてナノテープ風船づくりをあきらめかけました……
……が、「自称ハンドメイド好きとしてあきらめてたまるか!!」と試行錯誤を繰り返し、なんとかナノテープ風船の作り方のコツのようなものをつかむことに成功!
というわけで、今回は、ムラサキコが実際にナノテープ風船を作ってみた経験から、成功しやすいナノテープ風船の作り方とそのコツを紹介したいと思います。
一見、ナノテープ風船の作り方は簡単そうに見えますが、実際に作ってみると意外と難しいもの。
ナノテープ風船作りにはいくつかコツがあるので、コツを押さえて成功に近づきましょう。
ナノテープ風船の作り方のコツ
ナノテープ風船作りには、4つのコツがあります。
ナノテープ風船作りにおいて、成功しやすいポイントと失敗しやすいポイントの比較表を作成しました。
成功しやすい | 失敗しやすい | |
両面テープの種類 | 粘着力が強い ポイント ・粘着力が強いテープほど空気が漏れづらい | 粘着力が弱い ポイント ・粘着力が弱いと空気が漏れやすい |
空気を入れる方法 | 空気入れ ポイント ・とくにボール用の空気入れがおすすめ | ストロー ポイント ・ストローでも成功するが、肺活量が必要 |
ふくらます前のテープの形状 | 6面体 ポイント ・ふくらませるときに成功しやすいがつながりの線が入るのであまり美しくない ・比較的大きなナノテープ風船が作れる ・しぼみにくい | 平面 ポイント ・6面体よりもふくらませるときに失敗しやすいが、つながりの線があまり入らないので仕上がりはキレイ ・比較的小さめのナノテープ風船しか作れない ・しぼみやすい |
ドライヤーをあてる時間 | 30秒以上 | 30秒未満 |
【両面テープの種類】
両面テープはできるだけ粘着力が強い商品を選ぶのが、ナノテープ風船成功のコツです。
粘着力が弱い両面テープだと、ふくらますときに空気が抜けて失敗しやすい傾向があります。
「CROCODILE GRIP(超強粘着)」と「YAMORI GRIP(強粘着)」の2種類のキャンドゥ商品を購入してナノテープ風船を作ってみましたが、粘着力が弱いほうのYAMORI GRIPでは一度も成功しませんでした。
CROCODILE GRIPのように「屋外用」と書かれているなど、できるだけ粘着力が高い両面テープを選択するのがナノテープ風船成功の秘訣です。
【空気を入れる方法】
ナノテープ風船に空気を入れる方法は、ストローよりも空気入れを使用したほうが成功しやすい傾向がありました。
両面テープがしっかり密着していればストローでも成功しますが、けっこう肺活量が必要。
ストローは口で息を吹き込みながら作業しなければならないため、手元が見えにくく作業しづらいというデメリットもあります。
空気入れを使用したほうが両面テープの中に効率よく空気を送り込めるうえに、手元が見えやすく作業しやすいのでおすすめです。
空気入れは、先が細いボール用の空気入れを選ぶのがナノテープ風船作り成功のコツ。
ボール用の空気入れなら空気送入部分のすきまを最小限に抑えられるので、空気が漏れづらくナノテープ風船をふくらますときの失敗を減らせます。
【ふくらます前のテープの形状】
1枚の両面テープを折りたたむ平面型よりも、正方形の両面テープ6枚を貼り合わせた6面体型のほうがナノテープ風船は成功しやすいです。
ナノテープ風船の膨らみ具合も、6面体型のほうが大きく仕上がります。
ただし、6面体型で作るナノテープ風船は、つなぎ部分の線が複数入ってしまうので見栄えはあまり良くありません。
6面体型よりふくらますのは難しいですが、平面型のほうが線が入らないのでキレイに仕上がります。
【ドライヤーをあてる時間】
ドライヤーの温風をしっかり当てるのは、ナノテープ風船成功のコツです。
両面テープがやわらかくなって膨らみやすくなるうえに、接着部分も密着するので空気が漏れにくくなります。
ドライヤーをあてる目安時間は30秒~1分程度。
あまりドライヤーを当てすぎると、火傷や火事の原因になるので注意しましょう。
基本的なナノテープ風船の作り方
ここでは、基本的なナノテープ風船の作り方を解説します。
作り方の手順自体は難しいものではありませんが、ナノテープ風船作りを成功させるには前項で紹介したコツを意識することが必要です。
平面型・6面体型両方のナノテープ風船の作り方の手順を紹介します。
ナノテープ風船作りに必要な材料・道具
①はがせる両面テープ(超強力両面テープ)
一般的にナノテープというのは、はがせる超強力両面テープのことを指します。
写真はキャンドゥで購入した「超強粘着両面ゲルテープ・CROCODILE GRIP」です。
その他、「ゴリラ・両面テープクリア」「魔法のテープ」などの商品があります。
はがせる両面テープは、キャンドゥ以外の100均やホームセンターネットショッピングなどで購入可能です。
【ナノテープ風船成功のコツ】
できるだけ粘着力が強いテープを選択しましょう。
②ラメなどの飾り
ナノテープ風船の中にラメなどの飾りを入れれば、可愛くてオリジナリティの高い作品が完成します。
写真はキャンドゥで購入したラメです。
【ナノテープ風船成功のコツ】
大きすぎず小さすぎないラメを選択しましょう。
③空気入れ(ボール用)
空気入れは、ナノテープ風船をふくらませるときに使用します。
空気入れは100均などで購入可能です。
できるだけ先が細いボール用の空気入れを用意しましょう。
【ナノテープ風船成功のコツ】
慣れればストローや先が太い空気入れでも代用可能ですが、初心者には難しいかもしれません。
初めてナノテープ風船を作る人は、ボール用空気入れがおすすめです。
④ドライヤー
ナノテープ風船をふくらみやすくするために、両面テープを温めてやわらかくするために使用します。
温風が出るドライヤーなら何でもOKです。
⑤はさみ
はさみは両面テープをカットするのに使用します。
基本のナノテープ風船の作り方:平面型
両面テープをはさみでカットします。
今回使用した「超強粘着両面ゲルテープ・CROCODILE GRIP」の幅は2cm。
接着部分も考えて、半分に折ったときに正方形になるように、4.5cmくらいの長さになるようにカットしましょう。
カットした両面テープ。
両面テープの中心にラメをのせていきます。
今回は、ハートのラメを2種類選びました。
【ナノテープ風船成功のコツ】
複数のラメを選択するとオリジナリティがUPして可愛くなりますよ。
両面テープの中心部分にラメをのせます。
耳かきなどを使用してラメをのせるとスムーズです。
【ナノテープ風船成功のコツ】
ラメをのせるときは、両面テープの4辺に余裕を持たせてのせるようにしましょう。
ラメが4辺ギリギリにあると、テープを密閉できずふくらますときに空気が漏れやすくなってしまうためです。
こんな感じ。
両面テープを半分に折ります。
【ナノテープ風船成功のコツ】
ラメが移動しないように、慎重にテープを折りましょう。
半分に折った両面テープの左右を、指で押してしっかり密着させます。
【ナノテープ風船成功のコツ】
ここでしっかり両面テープを密着させないと、ナノテープ風船をふくらませるときに空気が漏れて失敗してしまいます。
こんな感じ。
空気入れの先に両面テープを差し込んで、根本をしっかり密着させます。
【ナノテープ風船成功のコツ】
両面テープと空気入れの先をしっかり密着させることで、空気漏れによる失敗を防げます。
両面テープの保護シールをはがします。
粘着力が強いので、意外と保護シールをはがすのは難しいです。
両面テープの保護シールをはがし終わりました。
ドライヤーの温風を両面テープにあてます。
【ナノテープ風船成功のコツ】
ドライヤーの温風は30秒以上あてるようにしましょう。
温風をしっかりあてることで両面テープがやわらかくなり、ふくらみやすくなるからです。
両面テープを接着しやすくする目的もあります。
ただし、長時間温風をあてすぎると、火傷や火事の原因になるので注意しましょう。
ドライヤーの温風をあて終わったら、両面テープの4辺を手早く指で押さえてさらに密着させます。
【ナノテープ風船成功のコツ】
とくに、空気入れを差し込んでいる部分の両面テープをしっかり指で押さえて密着させましょう。
空気入れを差し込んでいる部分の両面テープの根本を指で押さえながら、ゆっくり空気を入れていきます。
空気の入れすぎには注意が必要です。
【ナノテープ風船成功のコツ】
一気に空気を入れるとナノテープ風船が破裂する可能性があります。
空気漏れを確認しながら、ゆっくり空気を入れていきましょう。
両面テープがふくらんだら、両面テープの根本をしっかり押さえながら空気入れから取り外します。
取り外しました。
というわけで、ナノテープ風船の完成です♪
おお~!!
ぷにぷに♪
これぞ、まさにナノテープ風船という感じですね♪
基本のナノテープ風船の作り方:6面体型
まずは、正方形の両面テープを6枚カットします。
両面テープを接着して6面体にします。
6面体になりました。
両面テープの保護シールをはがします。
【ナノテープ風船成功のコツ】
6面体が崩れないよう、慎重に保護シールをはがしましょう。
6面体の中にラメを入れます。
今回は、雪の結晶を選びました。
箱の中にラメを入れます。
3辺が集まる角の1か所に、空気入れの先を入れます。
【ナノテープ風船成功のコツ】
空気入れを差し込んだら、6辺を指でしっかり密着させましょう。
ドライヤーの温風を両面テープにあてます。
温風をあてる時間は、30秒~1分くらいがおすすめです。
【ナノテープ風船成功のコツ】
繰り返しますが、温風をしっかりあてることで両面テープがやわらかくなってふくらみやすくなり、両面テープも接着しやすくなります。
ただし、長時間温風をあてすぎると、火傷や火事の原因になるので注意しましょう。
ドライヤーを当て終えたら、両面テープと空気入れを差し込んだ根元を指でしっかり押さえます。
【ナノテープ風船成功のコツ】
根元をしっかり押さえることで、空気漏れを防いでナノテープ風船成功に一歩近づけます。
空気漏れを確認しながら慎重に空気を入れていきます。
慎重に……
根元をつまんで、空気入れを取り外して……
両面テープの根本をギューッとつまんで密着させたら……
6面体型、ナノテープ風船の完成です♪
ぷにぷに♪
でも、バレーボールのようなラインが目立ちます。
平面型よりも6面体型のほうがずっと大きいナノテープ風船ですね。
コツさえつかめばどちらのナノテープ風船も成功できるので、好みに合わせて作るといいですね。
平面型の根のテープ風船も6面体型のナノテープ風船も、時間が経つとしぼみますが、平面型のほうが早くしぼむ傾向があります。
(何度作ってもそうなるのですが、ムラサキコだけでしょうか?)
長時間ナノテープ風船の寿命を持たせたいという人は、6面体型で作るのがおすすめです。
ナノテープ風船を作るのは難しい、でも超楽しい♪
今回は、ナノテープ風船の作り方と成功のコツを中心にお伝えしました。
ナノテープ風船を成功させるまでに試行錯誤を繰り返したムラサキコ……
「ナノテープ風船作りを成功させるのは難しい……でもナノテープ風船作りは楽しい!!」というのが正直な感想です。
最初は失敗するかもしれませんが、作り方のコツさえつかんでしまえばナノテープ風船作りはそれほど難しくないかもしれません。
みなさんも、成功のコツを意識して、試行錯誤を繰り返しながらナノテープ風船作りを楽しんでみてくださいね♪
今回の記事が、ナノテープ風船作りの失敗を繰り返していた人やナノテープ風船作りを諦めていた人の手助けになれば幸いです。
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